AKB48劇場「神曲縛り」初日公演舞台稽古が20日、東京都内で行われ、稽古後に選抜メンバー16人を代表して横山由依、峯岸みなみ、竹内美宥、岡田奈々、横山結衣、古畑奈和、神志那結衣が取材に応じた。
作曲家、井上ヨシマサ氏が完全プロデュースする本公演。井上氏は「話があったのは半年前。曲もメンバーも好きに選んでいいということで、僕の中では、スキルがあるのに知名度があまりない、実力以下の知名度の人を皆さんにご紹介できたら…と集めました」と趣旨を説明した。
曲目については「僕の作った曲だけだと“濃過ぎる”ので、他の人の曲も入れて、最終的には9割ぐらいが僕の曲になりました」と紹介した。
総監督の横山由依は「AKBに入ってからは『Everyday、カチューシャ』で初めてヨシマサさんのレコーディングを経験したのですが、その時もヨシマサさんがずっとお話ししてくれて、緊張しない、素の自分の声を出しやすい状態に持っていってくれた」と述懐。「個性を生かしてくれるのがヨシマサさん。そういう意味で、今回このメンバーに選ばれたことを誇りに思う」と喜びを口にした。
これを聞いた井上氏は「今のコメント、そのまま指原(莉乃)に伝えてほしい。レコーディングで、『しゃべりっぱなしでうるさい』って(指原から)言われる。これは、本人の素を引き出すためにあえてやっていることなんですよ」と強調し、笑いを誘った。
この中では、横山由依と並び最年長となる峯岸も「(私だって)意外と歌ったり、踊ったりできるぞ。しゃべりだけじゃないぞ!というのをこの公演で見せていけたら」と気合いは十分。
井上氏は「彼女は、それこそシングル出す前に、秋元(康)さんが何人か集めて(試しに)歌って…とする時に呼ばれるのに、本チャンで違う人になることもあった」と報われない面があったことを明かした。
峯岸も「ちゃんと裏で見てくれて、認めてくれる存在があるというのは、メンバーにとってもモチベーションが上がる。頑張ればいいことがあるぞというご褒美的な公演になっていると思う」と声を弾ませた。
また、本公演に込められた井上氏の熱い思いに聞き入った峯岸は「チャラチャラした50歳だと思っていたけど、だてにすてきな曲を書いてきてないんだな…とすごく思いました」と語り、会場を盛り上げた。