「ある会社に勤めていたとき、好きになった女性がいたのですが、上司のパワハラに耐えきれず退職してしまいました。
彼女とは連絡先を交換していたので、しばらくはお互いの近況などを報告する感じでLINEで話していて、
『早く次の仕事が決まるといいね』
と送ってくれる言葉に勇気をもらっていましたね。
それで、仕事が決まったらすぐ彼女に告白しよう! と思っていました。
でも、書類選考で落ちたり面接まで進んでもダメだったり、うまくいかないことが続いて彼女とのLINEも愚痴が多くなってしまって……。
俺にパワハラしていた上司の悪口なんかをまた書いて送ったら彼女から返事が来なくなり、慌てて謝ったりと彼女にストレスをかけていたと思います。
そのうち彼女のほうからはまったく連絡がなくなって、このままじゃフェードアウトになる……と焦るけれど、今は仕事探しに集中しようとしばらくLINEも送らずにいました。
二ヶ月かかって何とか新しい就職先が決まり、彼女にLINEで伝えたのですが、いつまでも既読になりません。
おかしいなと思って電話してみたら、なんと拒否設定されていました。
ショックだったけど、前の会社で働き続ける彼女からすれば、辞めていった俺とやり取りをするのって結構大変だったのかもなと今は思います。
さっさと告白しておけば状況は違っていたかもしれないけど、諦めるしかないですね」(27歳/システムエンジニア)
退職したばかりなど、自分が中途半端な状態で告白を避ける気持ちはわかります。
それでも、好きなら環境が変わる前に気持ちだけでも伝えておけば、女性のほうにも考える時間が持てたかもしれません。
会社にいる女性と辞めていった男性、宙ぶらりんなつながりのままでは、お互いに気を使うことも多いはずです。
距離感が変わるタイミングは、まず伝える姿勢が今後の関係を決めることもあります。