俳優、タレント、振付師と幅広く活躍する屋良朝幸と、ミュージシャンであり音楽プロデューサーとしても様々なアーティストを手がけるm.c.A・Tがタッグを組み、「The TOMOYUKI YARA & m.c.A・T」として10月25日(日)に無観客ライブとなる『BITTER fnk 75%』を生配信する。両名はこれまでも屋良が総合プロデュース、m.c.A・Tが音楽監督として、新感覚ダンス&ライブエンターテインメント『THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE』で2018年、翌2019年と3度の公演を実施。この度、改めて新ユニットとしてタッグを組む両名に今作への意気込みを聞いた。

これまでの公演とはタイトルもガラリと変わる本作。タイトルについて「大人の渋さ」と話す。「今までのパフォーマンスでは20代くらいを目指してやっていた。今回はそれとは別に、大人の色気、渋さ、今の自分の37歳という年齢だからこそ見せられるパフォーマンスを、という意味でBITTERという単語を使うことに(屋良)」。75%については、「(渋さは)僕の中では75%程度だろうというところで(笑)」、感覚的に下りてきた数字だという。また初の無観客・生配信ライブとなるが、舞台もライブも生で見るのが一番としつつも、「今のこの時期もあって、会場にいくのは……という方もいると思うので、ファンはもちろん、ファン以外の皆さんにも見てもらえる機会になれば(屋良)」と話す。8月に自身で無観客配信を行ったm.c.A・Tは、信頼するスタッフを集めることで、配信とライブの誤差を狭められれば、と語る。「自分でも配信ライブをやってみて、バーン!とうまくいっても、(観客からの)反応がないと『ハイ、ドーモ』みたいになっちゃうので、やはり全然違う。そのあたりも先輩としてアドバイスできるんじゃないかなと(m.c.A・T)」。

改めてお互いの魅力について聞くと、屋良は「ぜひ生m.c.A・Tさんを体感してもらったらその魅力がわかるのでは(笑)」と笑う。「音楽的な才能はもちろん、ファンクという部分で僕が好きなダンスがA・Tさんの作る音楽とバチっとハマっている。その信頼とリスペクトがすごく大きいなと思っています」。もともと屋良のラブコールにこたえる形ではじまった本コラボレーション。m.c.A・Tは屋良について「パフォーマンスとして歌って踊れる人ってすごく少ない。レコーディングしていても音程がしっかりしているし、俺の声にすごく合いやすい声だな、と」と話す。さらに「プロデューサーとしても的確に物事を言ってくれるので非常に作りやすい」と、作品作りを重ねる中で培ったパートナーとしての信頼感を伺わせた。

今回の試みについて「ライブ生配信の面白さプラスアルファとなることを考えている」と話した屋良。配信だからこそのパフォーマンスとなるだろう新作にぜひ期待したい。配信は10月25日(日)20:00より生配信。