最近、テレビや新聞でよく目にするマイナポイント。マイナンバーカードやキャッシュレスに関するお得な制度であることはわかっていても、「セキュリティが心配」、「手続きが難しそう」という理由で申し込みを躊躇している方も多いと思います。

では、いったいマイナポイントとはどういうものなのでしょうか。申し込み手順とメリットデメリットを合わせてご案内いたします。

マイナポイントってお得なの?セキュリティは大丈夫?

マイナポイントとは、マイナンバーカードを使って申し込み、2020年9月から2021年3月までの期間にキャッシュレス決済サービスでチャージや買い物をすると、利用金額に対して25%分のポイントが還元される制度のことです。

ポイント付与の上限が累計5,000円分のため、20,000円までの利用がポイント付与の対象となります。

申込時に必要なマイナンバーカードはチャージや買い物では使いませんので、他人にマイナンバーを知られることはありません。

対象のキャッシュレス決済サービスは、2020年10月3日時点で約120もありますが、申し込めるのは1人1サービスのみで変更不可。どの決済サービスに申し込むかを慎重に選ばなくてはいけません。

1.対象のキャッシュレス決済サービス

では、どのようなキャッシュレス決済サービスが対象なのか、見てみましょう。

2.キャッシュレス決済サービスの選び方

資料:総務省ホームページ マイナポイント「対象となるサービス検索」をもとに執筆者作成

申し込める決済サービスは1つなので、どれにするか迷いますね。申込キャンペーンも気になりますが、大事なのは普段よく使っている決済サービスであることです。せっかく申し込んでも、使う機会がなければ意味がありません。

付与されたポイントが使いやすいことも重要です。要はポイントをもらいやすく使いやすいものを選んでください。

なお、申し込み後に取消や変更はできません。申し込みたいキャッシュレス決済サービスのホームページ等で詳細を必ずご確認のうえお申込みください。

3.マイナンバーカードについて

マイナポイントの申し込みに必要なマイナンバーカード。普及率はまだ19.4%(2020年9月1日時点)ですが、持っていると便利なことが多いです。そこで取得方法や活用法についてご案内します。

〇取得方法

郵送・パソコン・スマホからの申請や、証明用写真機からの申請も可能です。申請には顔写真が必要で、自撮り写真でも可能ですが、サイズや背景に決まりがあるのでご注意ください。

申請した約1ヶ月後に市区町村から交付通知書が届くので、必要書類(マイナンバー通知カードや本人確認書類など)を持って、期限内に指定された交付場所へ受け取りに行きます。この時にマイナポイントの申し込みなどに必要な暗証番号(数字4桁)を設定します。

〇活用法

コンビニで住民票などの公的な証明書を取得できたり、行政手続きのオンライン申請やオンラインバンキングなどの取引に利用できます。また、2021年3月より健康保険証として利用できる予定です。

〇セキュリティ

心配されるマイナンバーカードのセキュリティですが、実は対策は万全です。券面やICチップに偽造や情報の盗取を防ぐ機能が備わっており、国際標準の承認を取得しています。