エリキ(横浜F・マリノス) (C)J.LEAGUE

この試合は勝たなければならない。『明治安田生命J1リーグ』第27節は重要な意味を持つ。11月14日(土)・浦和レッズ戦は早くも横浜F・マリノスのホーム最終戦となる。11月下旬・カタールで集中開催される『ACL2020』に参戦する横浜FMにとって『明治安田J1』は残り3試合、12月19日(土)の最終節から1か月以上前にホーム最終戦となるのだ。ここまで13勝5分13敗の暫定7位。いわゆる無風状態だが、浦和戦は勝利あるのみ。

ただ、最近は調子を落としている。FC東京に4-0で快勝した4日後の第32節・サンフレッチェ広島戦では決定機がゴールに結びつかずに1-3。続く第31節・鹿島アントラーズ戦は水沼宏太、エリキのゴールで2点をリードするも、後半は鹿島の反撃に遭い、持ち堪えられずに2-3の逆転負けを喫した。11月11日の湘南ベルマーレ戦はボールを握るもゴールが遠く、逆にセットプレーから得点を許し0-1。第10節・大分トリニータ戦以来となるリーグ戦無得点に終わったのだった。

湘南戦後、アンジェ・ポステコグルー監督は「決めないと始まらない。先に決められてしまうと、守備的なチームがもっと守備的になる。スペースがなくなり、ネットを揺らすことができなかった。やはり先に点を取らないと何も始まらない」と先制点の重要性を説いた。自分たちの形に持って行くためにはゴールが必要であり、そのゴールを奪うためにチャンスを多く作ることを求める指揮官。よって、横浜FMはこれからもより多くのゴールを奪うためにより多くのチャンスを作り続ける。

一方、ホーム最終戦に乗り込んでくる浦和はここ6試合負けなしと試合内容と結果のアンバランスさを払拭した。しかも、その前は3試合連続無得点での3連敗だったが、この6試合は12得点である。さらに失点は3と守備も安定してきた。

リーグ戦での対戦成績を見ると、横浜FMが31勝7分21敗とリード。ここ10試合では6勝3分1敗とさらに圧倒する。

果たして、横浜FMが中2日のビハインドを跳ね返しホーム最終戦を白星で飾るのか、浦和が中10日の追い風を受け相性の悪さを克服するのか。『明治安田J1』第27節・横浜FM×浦和は11月14日(土)・日産スタジアムにてキックオフ。当日はスーパーGTで監督・エグゼクティブアドバイザーを務める脇阪寿一、土屋圭市、坂東正敬とアンバサダーの波戸康広らが『Owltech presentsスペシャルトークショー』を実施。チケットはJリーグチケットにて発売中。当試合では来場者を対象にした2020横浜沸騰ユニフォーム引換券も販売。試合の模様はDAZNにて生配信。