18時すぎ、水平線が溶け合うマジックアワーの時間帯。aiko!aiko!のコールが響きステージ正面の黒い布が取り払われると、大きな「Love Like Aloha vol.4」のエンブレムが現れた。それまで鳴っていたBGMがやみ、アロハシャツを着込んだバンドメンバーが静かに入場する。いっそう歓声の大きくなる会場。ステージから霧が噴射され、バックライトをふんわりと包む。やわらかい光のなか、バンドメンバーの奏でるインストゥルメンタルが響きだす。

「皆さんこんばんは!aikoです!!」と叫んでaikoが登場。Tシャツに赤いハート、水色ドットスカート、赤いスニーカーという出で立ち。ネイルも赤×ターコイズブルーを基調に赤×白のアレンジを施している。客席はすでに興奮状態、大きな大きな歓声が砂浜に響き渡る。1曲目「milk」が始まると、ステージ中央のモニターの上に立って、小さい体ぜんぶ使って、歌って踊るaiko。「Love Like Aloha vol.4!みんな元気かー!ほんとに元気かー!それじゃきょうは最後まで楽しんでいってやーよろしくー!」と叫び「愛の病」へ突入。

ひとりひとりの顔をみて、目を合わせて、確かめながら、ときにグッドのジェスチャーをしてお客さんとコンタクトを取るaiko。aikoがマイクを会場へ向けると、大きな歌でそれに応えるお客さん。aikoのライブは、彼女の豊潤な生の歌声を堪能できることも大きな魅力のひとつだけど、何より、参加して、一緒に歌って、嫌なこと全部忘れて楽しめるのが大きな醍醐味。彼女のライブはコミュニケーションを生み出す場所であって、小さな体で会場のひとりひとり全員に愛を届けようとするパワフルなその姿に、自分がaikoの音楽を聴き続けている理由を痛感させられる。