(写真左より) 今永昇太(横浜DeNAベイスターズ)、三浦大輔監督(同) (c)YDB

1月12日、横浜DeNAベイスターズ誕生10周年記者会見が行われた。10周年記念プロジェクトや2021シーズンスローガンが発表された。来るべき10周年に向けて岡村信悟球団社長、三浦大輔監督、今永昇太選手会長は次のように抱負を語った。

「10年、チームも年々力を付けて来た。2017年には日本シリーズにも進出した。残念ながら優勝はまだだが、こういう時期だからこそ、しっかり10周年記念を開催していきたい」(岡村社長)
「2011年に親会社がDeNAになってから年々球場に来てくれるファンが増え、球場も新しくなっていった。10周年の節目に感謝し、しっかりチーム一丸となって戦っていきたい」(三浦監督)
「5年目に入団して、今年が10周年。新たな歴史を作っていけるようがんばっていきたい」(今永)

スローガンは三浦監督自ら考えた「横浜一心」に決定。三浦監督は「結束しないとチームは強くならない。選手・コーチ・ファンが一緒になって戦って行こうという思いで『横浜一心』というスローガンにした」と説明すれば、今永は「三浦監督の現役時代を知る選手も多く、三浦監督を日本一の監督にするために選手は結束している」とキッパリ。

新たなコーポレートアイデンティティには「心を打つ野球。」を制定。岡村社長は「もちろん勝敗は大切だが、ハマスタで野球を見る感動を伝えたいし、次の世代にしっかりつなげたい。横浜、神奈川にベイスターズがあって良かったと思ってもらえるようにしたい」と思いを口にした。

また神奈川県の小学校および特別支援学校に通う約46万人の子どもたちに、10 周年記念ロゴマークをあしらったYDBギフトバッグ(ナップサック・フェイスカバー・ミニタオルのセット)がプレゼントされる。ミニタオルを使用した「ベイスターズたいそう」も発表した。

さらにこうしたホームタウン活動が認められる形となり、黒岩祐治神奈川県知事から感謝状が贈られた。黒岩知事は「神奈川県の子どもたちに素晴らしいプレゼントをありがとうございます。三浦監督には神奈川県の未病番長もしていただいている。優勝を信じている」とあいさつした。

三浦監督が「ファンはどんどん増え、球場もどんどん新しくなり、チームもどんどん強くなっている。でもまだ優勝していない。10周年の節目にぜひ優勝を取りに行きたい」とペナント制覇を誓えば、今永も「日本一のファンの声援を受けながら優勝していないのは選手の責任。また何十年も待たすわけにはいかない。今年ぜひセ・リーグを制したい」と同調した。