映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』の完成披露試写会が14日、東京都内で行われ、出演者の妻夫木聡、水原希子、新井浩文、大根仁監督が出席した。
本作は、渋谷直角氏のコミックを原作に、『モテキ』『バクマン。』などの大根監督がメガホンを取ったポップなラブコメディー。
奥田民生に憧れる35歳の編集者コーロキ(妻夫木)と、周りの男を狂わせる超美人なファッションプレスあかり(水原)との恋の騒動を描く。
この日は、一同浴衣姿で登場し、夏らしく屋台を模したステージでトークを展開。劇中の“出会う男すべて狂わせるガール”ことヒロインのあかりについて大根監督は「邦画史のヒロイン像を塗り替える新しいヒロインを作り上げようと思いました」と自信たっぷりに紹介した。
あかりを演じた水原も「こんなに一つの作品でたくさんキスするのは初めてでした」と振り返り、撮影中のボディーケアについても「毎日おっぱいが大きくなるようなクリームに、お尻がプリっとなるクリームを塗っていました」と大胆に告白した。
一方、本作の映画化を熱望し、自身も“奥田民生になりたいボーイ”という妻夫木は、奥田の魅力について「全体的に好きです。うそがない感じというか、本音で生きているなと。肩ひじ張らずかっこつけず、民生さんらしく生きているのがすごくいいなと思って」と熱く語った。
また、この日はトークイベントの前に“街コン”ならぬ“出会える試写コン”として「狂わせサマーパーティー」と題した男女の出会いイベントも開催。
ゲストが登壇した際にはすっかり空気が温まっており、妻夫木は「こんなちゃらい企画とは思わなくてびっくりしました」と驚きつつ、自身の出演作がきっかけで結ばれるカップルもいる可能性に「責任重大ですね。軽く始めた企画がそんな責任重大になるとは思っていなかったですけど、人間どこに出会いがあるか分からないので、うれしいです」とにんまり。
イベントは大盛り上がりだったそうで、大根監督が「エロい空気がでていますね」といじると、水原も「出てきた瞬間皆さんのお顔が楽しそうで良かったなと」とうれしそうに話した。
映画は9月16日から全国東宝系でロードショー。