赤ちゃんの夜泣きや幼児期の寝つきがよくないという悩みはよくあるもの。慣れない育児に追われるママの悩みのタネの一つでもありますよね。
しかし、ある音楽を聞かせることで、赤ちゃんの夜泣きや寝付きの悪さが改善することもあるのだそう!
今回は自律神経研究の第一人者であり、『聞かせるだけで賢い子に育つ育脳CDブック (アスコムCDブックシリーズ)』の著者である小林弘幸先生に、その「育脳」にいいという音楽のしくみや効果について伺いました。
賢い子に育てるには音楽を!赤ちゃんの夜泣きも減る!?
ママの日頃の子育ての悩みとして多いのは、赤ちゃんの夜泣きや幼児のかんしゃく、グズり、寝つきがよくない、2歳頃のイヤイヤ期など。それらすべてが改善する音楽があるというのです。
それは「脳を育てる」音楽。その音楽を、自律神経の名医である順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生と、脳科学者の大谷悟さんがタッグを組んで開発しました。
なぜ音楽が脳を育てるの?
『聞かせるだけで賢い子に育つ 育脳CDブック』の記述によると、賢い子に育てるためには、いかに幼児期に脳の「前頭葉(ぜんとうよう)」の中にある「前頭前野(ぜんとうぜんや)」を発達させてあげるかが大切だといいます。
発達させるには脳のストレスを取り除くことが重要で、音楽によっても解決できるそう。
小林先生らによって開発されたオリジナルの育脳音楽を子どもに聞かせることで、脳が育ちやすい状態になるのだそうです。
なぜ夜泣きやかんしゃくなどが減るの?
育脳音楽を聞いて脳が育ちやすい状態になると、どうして夜泣きやかんしゃくなどが減るのでしょうか。
同書によると、前頭前野は「論理的思考力」や「記憶力」を司っているところなので、発達するとものごとを考える力、つまり「ジアタマのよさ」が身に付くのだそう。
とくにこのオリジナルの音楽はリラックス効果も高いため、大泣きしているときに聞かせると、負の感情から解放されるのだといいます。
そして前頭前野が発達すると、早い時期から自分で自分の感情をコントロールできるようになるため、かんしゃくを起こしにくくなったり、イヤイヤ期が早期におさまったりするなどの効果が生まれると考えられるといいます。