どんなときに聞かせればいいの?

小林先生によると、この育脳音楽は、次のようなシーンで聞かせるといいそうです。

子どもが遊んでいるとき

積み木、お絵かき、おもちゃのお片付けの最中などに音楽を聴かせてみましょう。

脳が活発に動いているため、育脳効果が高まり、集中力が増すのだそう。

負の感情に支配されているとき

泣いている、怒っている、不安を抱えているときなど、子どもがマイナスの感情に支配されている時に聴かせるということも効果的なのだそうです。

脳が興奮し、感情が高ぶっているため、音楽が落ち着いた心を取り戻してくれ、ストレスも和らぎます。

リラックスする必要があるとき

ベッドにいるとき、抱っこされているとき、絵本の読み聞かせのときなど、子どもにリラックスしてほしい時などにも、育脳音楽は効果を発揮します。

ストレスが解消され自然と眠りに落ちてくれたり、ミルクを飲むのにも集中力が増す、と小林先生は言います。

絵本の読み聞かせ時には、絵本の効果をサポートし、リラックスして聞かせることができるのだそう。

育脳音楽に隠された秘密

赤ちゃんの夜泣きが減り、子どものかんしゃくが減るなど、ママにとっては嬉しい魔法のようなこの育脳音楽。いったい、どんな音楽なのか気になりますよね!

小林先生は、育脳音楽について、「子どもの脳から不安やストレスを取り除くために、次の4つの特徴を持たせています。」と語っています。

その特徴は、

  1. 自律神経が整うメロディー
  2. 母親のおなかの中で聞いていた心音を意識したリズム
  3. 母親の高い声を意識した周波数
  4. 「定位反射」を呼び起こすドラム

この4つだそう。

『定位反射』とは赤ちゃんにもともと備わる「原始反射」の一つで、突発的な音に反応して意識がそちらに向かう現象です。夜泣きに困っているときには、ぜひ聞かせてあげましょう。

さまざまな工夫が施されたこの育脳音楽。いますぐにでも聞かせてあげたいですね!

「この音楽は大人にも効果があります。自律神経が整う作用があるため、呼吸が整い、ストレスや不調が改善されるでしょう」と、小林先生が言うように、実はママ自身にとってもいい効果があるそうなのです。

子育て中、子どもの育脳をしながら、ママ自身の心と体も癒されるとは一石二鳥。夜泣きやかんしゃく、「イヤイヤ」に悩んでいるなら、一度試してみるのもよさそうです。