岡本和真(読売ジャイアンツ) (C)YOMIURI GIANTS

読売ジャイアンツが東京ドームへ帰って来る。今年のキャンプは個人調整が許された主力組が東京ドームでスタートを切ったり、沖縄・宮崎キャンプが無観客で実施されるなど、新たな形で行われた。ジャスティン・スモークやエリック・テームズら新助っ人の来日が遅れているものの、これは巨人に限ったことではない。全球団共通の悩みである。巨人は順調に2月28日(日)、キャンプを打ち上げようとしている。

2月25日にはFA移籍してきた井納翔一と梶谷隆幸が上々の仕上がりを見せた。井納が中日ドラゴンズとの対外試合に初先発すると、3回1安打無失点の安定したピッチングを披露。炭谷銀仁朗のサインを確認すると、テンポよく次々ボールを放っていった。梶谷も負けてはいない。一番・ライトで対外試合初スタメンを果たすと、いきなりライト線へ2塁打を放つなど3打数2安打と快音を響かせた。

気になるニュースも入って来た。この日の四番にはゼラス・ウィーラーが座った。岡本和真が背中の張りでキャンプを離脱、帰京したのだ。ただ過度な心配は無用。岡本は練習試合を回避したが、早出練習で入念にストレッチを行っていた。原辰徳監督も「ずっとやってきているから。よみうりランドにファームもいるし、そこで少し調整して、『3月2日(火)に元気で会おう』と伝えた」と大事を取っての帰京だと説明した。ひと安心である。

3年連続30本塁打、昨季、本塁打王と打点王の2冠を達成した四番のバットは、セ・リーグ3連覇、そして9年ぶりの日本一を成し遂げるために必要不可欠。3月26日(金)の開幕戦へ万全を期すために、まずはオープン戦で元気な姿を見せてほしい。

3月3日(水)・4日(木)・東京ドームでのオープン戦・巨人×東京ヤクルトスワローズは緊急事態宣言発令中のため、入場者数の制限は5000名に定められている。チケットは本日26日(金)午後8時まで先行先着プリセールを受付中、明日27日(土)午前11時より一般発売。