「マッチングアプリで知り合った今の不倫相手とは、2年お付き合いしています。

彼は単身赴任中でひとり暮らしをしているせいもあって、最初から窮屈さなどは感じませんでしたね。

一応、彼の仕事先の人にバレないようにふたりで出かけるときは注意しているけど、週末はほとんど彼の部屋で過ごしています。

月に一度彼は県外の自宅に帰りますが、たくさんのお土産を持って戻ってくれるし、愛されているなと実感します。

問題は彼の奥さんから電話がかかってくるときで、いちゃいちゃしていたらいきなりスマホが鳴って、出ないわけにもいかないし気まずくなるし、そんなときに『やっぱり不倫なんだな』と感じます。

彼の任期はあと1年。

『地元に帰ってからも会いたい』

と彼は言ってくれるけど、正直に言うと遠距離になってまで不倫を続けられるかは疑問です。

期間限定、となるべく割り切るようにしていますが、彼と離れたときのことを考えると気が重くなります……」(33歳/サービス業)

単身赴任で家族が近くにいない不倫は、バレル危険が少ないように感じるし、独身者とお付き合いしているような錯覚もあります。

ですが、特殊な環境だからこそ続けられるのであって、いつか既婚男性が地元に帰ってしまえば、その後の関係まではわからないのが現実です。

期間限定だからこそ、我に返ると虚しさを覚えるときもあります。