20代後半で単身インドネシア・バリ島に渡り、無一文から世界レベルのウルトラ大富豪となった「兄貴」こと、丸尾孝俊さん。彼がプレッシャー世代(※)に成功の秘訣を語る!
1.小さなことでもいいから、
一刻も早く挑戦すること
学校の勉強で得た知識は十分にあるのに、その知識を実践で活かすことができない人たち。プレッシャー世代にはそんな印象があります。勉強ができて、会社での仕事もソツなくこなすだけの能力はあるのに、何もないところでイチから物事を創造することは苦手。自分から事業を起こすような努力をしないし、そもそもそういった形での成功を欲してもいない。でも、今は勉強ができるだけでは儲けることはできない時代です。必要とされているのはアイデアを実現する力。そのための知識はあるのに、宝の持ち腐れになっている人が多いような気がします。
せっかく知識があるのだから、日本経済のためにはもちろん、世界のためにも役立ててほしい。自分が持つ知識を、必要としている人に教えてあげるだけでもいい。でも、自分とは違うコミュニティーに属する人とのコミュニケーションは苦手としているようにも感じます。だから、自分が得た知識を必要としている人に伝えることができない。
プレッシャー世代は、教える立場になるためには功績が必要だと考えているんです。いろいろ知っているけれど、その知識を実際に使ったことがないから教えられないと言う。だったら、小さなことからでもいいから、一刻も早く挑戦するべき。
2.失敗は次に挑戦するときの教科書
もちろん、現代の日本社会では一度の失敗が致命傷になることもあると、僕も知っています。それを恐れる気持ちもわかる。だったら、僕みたいに場所を変えて、海外で挑戦してみてもいいんじゃないかな。海外であれば、失敗したときのダメージが小さくて済むことがある。それでいて、その失敗は日本で同じように挑戦するときに役立てることができます。失敗は次に挑戦するときの教科書になってくれる。ただ失敗を恐れているだけではもったいない。
【プレッシャー世代】とは
最近、ネット界やビジネスシーン、学問の世界などで新世代が台頭し始めている、現在25歳から30歳(1982-1987年生まれ)の 世代。ゆとり世代と氷河期世代の間に位置。人気ブロガー“sugio”さんが2007年に命名。ネット上で生まれ、ネット上で話題となった。sugioさ ん曰く「’82 年生まれの北島康介さんのように、人生の大一番で実力をフルに発揮できる有名スポーツ選手が目についた。下のゆとり世代や上のポスト団塊ジュニア世代に比 べて、明るい中にも独特のピリっとした雰囲気を漂わせる方が多いように見受けられた。そこに彼らが過ごした時代性が反映されているのではないか、様々なプ レッシャーに耐えてきた世代なのではないかと考え命名した」とのこと。ここ一番で強さを発揮する、明るさの中に緊張感を秘めた世代。
●若者世代がモノを買わないのはウソだった!データで見る「プレッシャー世代白書」
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●27歳の社会学者・古市憲寿が<プレッシャー世代>を分析!
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