宮澤佐江

そうですね。なかったです。「地球ゴージャスの作品だからこそできること」というのかな。

地球ゴージャスは、役の1人ひとりにスポットを当ててくれる作品なんです。なので、この場面では役としてしっかりなりきって、他の人が前に出ているときは、逆に、ちょっと落ち着かせて、とかメリハリをつけています。

役に1本の筋はちゃんと通っているんだけど、見せ場によってメリハリをつけている感じです。

ーー確かに、全体を通じて、それぞれが主役の場面がちゃんとありました。

そうですね。本当に、今回もすごいと思います。

あと、ゴージャスでは、「LV」と呼ばれている立ち位置の方たちがいて。

ーー「LV」というのは?

わかりやすく言うと、ミュージカル界だと「アンサンブル」と呼ばれている立ち位置の方たちです。ですが、(岸谷)五朗さんが、「ゴージャスには、アンサンブルはいない」と言われていて、私も本当にそうだと思っているんです。

踊ったり、歌ったりしてくれる「LV」と呼ばれる方たちは、今回、一緒にお芝居をするシーンがないんですが、その方たちもすごいんです。

「LV」の方たちは、今回、ある島に流れ着いた8人の、過去の風景のなかにしか出てこないんです。

ーー佐江ちゃんは、その8人のうちのひとりなんですよね。

はい。でも、過去のことだから、現在に存在している8人には、見えてない設定なんです。だから、「LV」の方たちとは、いつも以上に関わりが少なくて。

前回の『クザリアーナの翼』のときは、同じ民族同士で、歌ったり踊ったりできたんだけど、今回は、全然おしゃべりもできない。

ましてや、今回はダブルキャストなので、本番期間中でも劇場に行かない日があるから皆と会えなくて。「さみしい」って、ずっと言ってます(笑)

ーーまだ、初日の幕が開いて間もないですよね。これから各地で公演もありますし。(編集部駐:取材日は4/24)

そうですよね。楽しみです。

ーー幕が開いたばかりといえば、舞台に立ってみてわかったことなどありますか? 稽古場にいるときとは変化したこととか。

稽古のとき、通しでできたのは、私は2回だけだったんです。その後は、ゲネで通しをやって、次は初日の本番。なので、今やっと皆でやる通しを体感して、なじめてきてる気がしてます。

でも、まだ、慣れていなくてよかったなって思う部分もあるんです。

なぜかというと、今回は「なぜ、同じ島に集められたのか、その理由がわからない人たちが繰り広げていくお話」でもあるから。

皆がどういう動きをするか、慣れていないことで、よりリアルに驚きを体感できているんです。

ーーなるほど。ダブルキャストの花澤香菜さんの舞台を観る機会もありましたよね。自分の初日前に、自分が立っていない舞台を観て、どう感じましたか?

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