宮澤佐江

「ここでこのスポットライトが当たっているということは、ここで思い切り芝居をしよう」とか、客観的に自分がいないステージを観られるからこそ、すごく感じることができました。

なので、劇場に入って本番を迎えて芝居が変わったっていうのは、いまだにあります。

ーー自分が立っていない舞台を観られるのは、ダブルキャストならではの強みですね。

そうですね。

花澤香菜ちゃんがやってくれているからこそ、感じられたものもあったから。それをふたりで共有して、「このときのライトは、ここにきてるから、あそこに入ればカッコよくキマる!」とか話したりして。

いろんな人にダブルキャストについて、よく聞かれるんです。

「ダブルキャストでやるのと、そうでないのとどっちがいい? 」

「ダブルキャストは大変だよね」

って。確かに大変なんです。だけど、めっちゃ得なんだよなぁって私は思ってます。

あと、劇場に入ってわかったことといえば、五朗さんが作り上げていった照明、マッピング、音響についてもそうです。本番前、劇場に入ってからの数日間で、五朗さんが寝ずにスタッフさんと作っていったんです。

その様子を身近で見ていて、「ここでいいスポットライトを当ててもらっているからこそ、それに応える何かをしたい」って、より強く思うようになりました。

ーー岸谷さんは、舞台の全体を見ながら自らも出演しているんですもんね。

すごいですよね。

毎日、前日の舞台のダメ出しをしてくださるんです。毎回の舞台を、お家へ帰ってからか観ているのか、劇場に来る前に観ているのかはわからないけど。芝居や殺陣をショートにしたり、シーンを変化させていったりもしていて。

初日の本番前に、五朗さんの楽屋へご挨拶に行ったとき、五朗さんが台本を見て台詞を覚えている姿に感動しました。自分が書いた台本を、って当たり前なんですが、

「今回、俺、できてる方だよね、寺ちゃん」

って、寺(脇康文)さんと話しながら、その姿がかわいいというか、もう、すごい! と思って。。

ーーお芝居のことはもちろん、学ぶこともとても多いのではないですか?

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