あなたは大丈夫? ちくのう症チェックシート

しかし、前述のとおりちくのう症は花粉症や風邪と間違いやすい病気。その違いを見分けるためにちくのう症の症状を知っておきましょう。例えば以下のような症状に当てはまる人はちくのう症の可能性があります。

・ドロっとした黄緑色の鼻汁が出る
・年中鼻が詰まって息苦しい
・鼻や口から嫌な匂いがする
・頬や目の周り、歯の奥などが痛い
・頭がボーっとして集中できない

など、これらはちくのう症が原因で引き起こされる症状です。この他にも幾つかちくのう症の症状があるので、WEBで公開されているちくのう症・副鼻腔炎セルフチェックシートなどで一度しっかりと確認しておきましょう。ちくのう症と花粉症と風邪との違いをわかりやすく判断できるデータも揃っています。

ちくのう症の初期症状はあまり大事には至らないため、鼻が出ればかめばいい、頭がボーっとしても、風邪薬を飲んでいればそのうち治るよね……なんて油断しがち。しかし、放っておくと、頭痛やだるさで日常生活に支障をきたすこともあります。また、重篤になると内視鏡手術が必要になったりするため、「たかが鼻水」なんて侮っていないで、ドロっとした黄色い鼻水が出てきたら、ちくのう症を疑って、早めの対応を心がけたいですね。

やはり専門医へ相談するのがいちばんですが、ドラッグストアや薬局でもちくのう症の薬が手に入ります。なかなか時間が取れない人や、症状の軽い人はそちらを飲んでみるのも良いでしょう。

たとえば「チクナイン」はちくのう症を改善していく内服薬。9種類の生薬で構成された漢方薬「辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)」の働きで、鼻の奥の炎症を鎮めながら膿を抑えて、呼吸を楽にしてくれます。眠くなる成分も入っていませんし、錠剤と顆粒の2タイプがあり、どちらも1日2回の服用でOKなので忙しい人でもOK。まずはこちらを1週間ほど続けてみて、症状が改善されるか確認してみましょう。

なかなか気づきにくい「ちくのう症」。鼻水や息苦しいで自分が辛いだけでなく、口臭の原因にもなってしまうので気を使いたいですね。早期発見と早期治療を心がけましょう。

ガジェット、PC、家電を中心にフリーライターとして活動中。ウレぴあ総研をはじめ、ハピママ*、ギズモード・ジャパン、コタク・ジャパンなどのWebメディア。雑誌・ムックなどの紙媒体などでも幅広く執筆。趣味は「農業」、ライター仲間からは「兼業ライター」と言われることも。