太ったわけではないのに、顔のゆがみや二重アゴが気になるし、お腹がぽっこり。なぜかバストも小さくなった気がする……。そういった悩みは姿勢の改善で解決するかもしれません。
なぜ二重アゴになるのか、メカニズムと二重アゴの解消法について、京都で14年以上、多くの患者さんの施術を続けている整体師の大西広大先生にお聞きしました。
姿勢が良い人は顔のラインがスッキリ!二重アゴと姿勢の深い関係
ある時、テレビでバレエダンサーを観ていた大西先生は、バレリーナの顔が小さくて首が長い理由は、“姿勢の良さ”から来ているのでは、と気付きました。というのも、「姿勢が良い」=「顔にかかる負担が少ない状態」なのです。
では反対に、姿勢が悪いと顔にどんな影響が出るのでしょうか。
「頭はボーリング玉くらいの重さがあり、ストレートネックや猫背などの悪い姿勢になると頭が通常の位置より前に出てしまいます。
結果、顔に負担(重力)がかかってゆがみや二重アゴの原因になってしまいます」(大西先生)
猫背によって肩が内側に入ると肋骨が前に出て広がってしまいます。
あわせてバストが下に移動し、胃腸などの内臓や子宮も下がると、便秘や婦人科疾患といった、さまざまな不調を起こしてしまうこともあるのだとか。
「内臓が下がり骨盤との距離が狭くなると、腰のくびれがなくなり、ぽっこりおなかにもなってしまいます。さらには骨盤がゆがみ、お尻まで垂れたり、平らになったりしてしまうのです」(大西先生)
このような関連性から、顔のゆがみやたるみの解消には、まず「顔に負担をかけない身体づくり」が大事だと大西先生は考えています。
具体的には頭を背骨の真上に戻し、姿勢を良くすれば顔への負担が減り、二重アゴのないスッキリとしたフェイスラインを手に入れることができるのだそうです。
要注意!顔のゆがみや二重アゴにつながるNG習慣とは?
さらに姿勢以外にも、毎日の動作で知らず知らず顔や骨盤、背骨をゆがませていることがあります。
少しの身体のゆがみでも表面(顔)に出るころには結構な差になってしまうとのことなので、日常生活の中で影響を与える癖がないか今一度チェックしてみましょう。
日常生活で問題となる癖
- 片側だけで噛む
- 頬杖をつく
- 脚を組む、横座り
- 口呼吸