緊急事態宣言が明け、旅行とまではいかなくても、近場におでかけしたいと考える人は多いのではないでしょうか。
本来ならば、遊ぶのが仕事の子どもたち。この一年、色々なことが制限された中で過ごすのは相当なストレスになったはず。
そんな中、全国の小学生が考案したゲームを体験できるスポットが登場。今回は、大分県立美術館に設置されている小学生考案のゲームをご紹介します。
おもちゃやゲームでおなじみの、株式会社バンダイナムコエンターテインメントが、全国の人にエンタメを届け、もっと日本を元気にしたいという思いから、地方活性化を目指して自治体や企業と連携した遊びプロジェクトのひとつ『地元アソビつくり隊!』。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響のため、昨年から活動延期になっていた活動が再開されました。
それにともない、大分県大分市の子どもたち発案のオリジナルゲーム『すきっちゃ!!動物となかよし』が、3月20日(金)より期間限定で大分県立美術館(OPAM)に設置されました。
子どもたち発案のオリジナルゲーム誕生秘話
大分市の子どもたち発案のオリジナルゲーム『すきっちゃ!!動物となかよし』は、全国の小学生を対象に“地元を楽しくするアイデア”を募集し、一緒にカタチにしていく応援プロジェクトの第2回優秀賞に選ばれた作品。
大分県在住の大友亮仁さんと、大友心晴さんが考えたアイデアです。
大友心晴さんは、ある日、公園でパンを食べようとしていたら、トンビが空からパンを狙っていたので、お腹がすいているのかなあと、かわいそうに思ったとのこと。
好きな食べ物を、お腹いっぱい食べられる大自然を守っていきたいと思い、このアイデアを思いついたそうです。
大友亮仁さんは受賞が分かったとき、「努力して頑張れば報われるんだなあ」と思ったそうです。
大友心晴さんも受賞を知ったときにはとても嬉しくて、心が弾んだそうですよ。
このゲームを形にするために、“遊び”を切り口に、動物や大分のことを調べたり考えたりしてきた2人とメンバーたち。
どんなルールにするか、どんな動物を登場させるか。大分大学理工学部 准教授の永野昌弘氏をはじめ、多くの人に協力いただき、完成したそう。
絶滅危惧種の動物を多くの人にゲームを楽しみながら知ってもらうことが、動物を守ることや自然環境を守ることに繋がり、その結果、地元がもっと良くなるはず! という思いが詰まったゲームになっています。