日本フィルハーモニー交響楽団

コロナ禍で数々の公演が中止となり、半年ぶりの帰国となるドイツ在住のピアニスト、河村尚子。
充実した演奏活動を繰り広げ、今や日本を代表する実力と人気を兼ね備えたピアニストだ。
待ちに待った日本での公演は、詩的なロマンにあふれた傑作・シューマンのピアノ協奏曲を披露する。14日間の待機の後、音楽の喜びを爆発させてくれるに違いない。

指揮は、かつて日本フィルの正指揮者として数々の共演も記憶に残る沼尻竜典。
リューベック歌劇場では音楽総監督として、びわ湖ホールでは芸術監督として成功を収めてきたが、2022年度からは神奈川フィルハーモニー管弦楽団音楽監督に就任することが決定している。
メインプログラムはショスタコーヴィチの交響曲第5番。20世紀ソヴィエト体制下で抑圧されながらも芸術家として強い信念をもって作品を生み出したショスタコーヴィチ。
緊張感と劇的なドラマ性を孕み、今を生きる私たちの魂をも強く揺さぶる作品は必聴だ。


先日、久しぶりに指揮した日本フィルは、伝統である元気の良さや、音楽の楽しさをお客様に懸命に伝えようとする姿勢はいまだ健在でした。河村尚子さんと共演できることも、大きな喜びです。

<河村尚子>
18歳の頃から弾き続けているシューマンの協奏曲、読み返せば読み返すほど味が滲み出てきます。皆様に音楽を聞いて頂くのは半年振りです。精一杯演奏に集中しますので、音楽会をどうぞお楽しみに!

[公演情報]
第366回横浜定期演奏会[ライブ配信あり]
2021年4月16日(金)19:00開演 神奈川県民ホール

第391回名曲コンサート
2021年4月18日(日)18:00開演 サントリーホール

指揮:沼尻竜典
ピアノ:河村尚子
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 op.47

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