「冷めたというか、喧嘩したときに俺の外見についてちょっと愚痴を言われたことがずっと引っかかっていて、それからあまり会いたいと思わなくなった時期があります。
彼女は自分の言葉を忘れているみたいだけど、言われたほうはずっと覚えているんですよね……。
そんなときに俺の誕生日が来て、家に招待してくれてご飯をごちそうになったのですが、
『前に、あなたのことをひどく言ったのがずっと気になっているの。
言ってはいけないことだったと思う。
本当にごめんなさい』
と、食事の前に俺の目をまっすぐ見て謝ってくれる姿にびっくりしました。
『なかなか言い出すきっかけが見つからなくて……。
でも、こんな気持ちであなたの誕生日を祝えない』
と思ったそうで、きちんと謝罪してくれたこと、悪いと思ってくれていたことは素直にうれしかったです。
俺のわだかまりも消えて、それからまた前のように仲良く付き合えています」(27歳/営業)
喧嘩して頭に血がのぼるとついきつい言葉を恋人にぶつけるときがありますが、気をつけたいのがこのケースのように知らず尾を引いてしまうこと。
でも、言った側も自分の言動を忘れておらず、きちんとけじめをつけようとするのは、誠意であり愛情でもあります。
本当の仲直りは、こんな瞬間に訪れるのではないでしょうか。
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