ストーリー

「ハルサーエイカー」
沖縄の自然と畑を愛し守ってきたハルサー一族の末裔の1人である田畑 愛(福田萌子)は故郷である国頭村の畑原村で暮らしていた。平穏に見えたある日、人間の愚行によって復活した“祖”は現代人の無残な食べ残しに激怒し路上の残飯から二体のモンスター“サマリタン・ドブー(仲座健太)”と“サマリタン・チリー(知念臣一郎)”を生み出す。物を粗末にする現代に対して怒れる者と、それでも人類を守り、より良い方向に導こうとする者との永遠の不作をめぐる戦いの物語。

「ハルサーエイカー2」
永遠の不作をめぐる戦いから1年アイとノーグ・ヘラー(山城智二)、ノーグ・カマー(知念臣悟)の活躍によって破滅を免れた沖縄だが、何も知らない人々は原因不明の不作に悩まされていた。呪いは封印されたものの、大地はまだ傷を残したままなのだ。
そんな中は、アイは、ヘラーとカマーをよみがえらせるべく、南部で鍛冶屋を営む<カンジャーエイカー>の者を尋ねる。<カンジャーエイカー>の兼城 秀善(アカバナー青年会)と、その弟子であり、アイの姉でもあるある田畑ハル(AKINA)は、ヘラーとカマーを無事よみがえらせる事ができるだろうか?
一方、人間界では天才科学者・灰間教授(津波信一)による、画期的な発明が世界を変えようとしていた。大地の弱まった沖縄で、大地を必要としない野菜<クガニフード>が発明されたのだ。クガニ野菜にそっくりな<クガニフード>は、本当に世界を、人々を救う食べ物なのか?
そしてサマリタン・ドブーとサマリタン・チリーも復活。ハルサー・アイの新たな戦いが始まる。

福田萌子&AKINA&岸本監督&脚本家&山田優樹インタビュー

――「ハルサーエイカー」を作ったきっかけは?

山田「2008 年に低予算で制作した『琉神マブヤー』が沖縄で大ヒットして、映画は全国で放映されました。そこで、今度は完全オリジナルで「琉神マブヤー」を超える作品を作ろうという事になりまして。 『ハルサーエイカー』では、エッジのきいた尖ったドラマを作ろうという話になりました。

ちなみに、『琉神マブヤー』 の新番組である『琉神マブヤー1972レジェンド』も同じく10月6日からスタートしているので、2つのドラマがどうなっていくのかも注目してください」

――「ハルサーエイカー」は、ドブーとチリーによるテンポ良い掛け合いが魅力で、絶妙な間で繰り広げられる会話には毎度笑ってしまいます。二人にとってお気に入りのシーンは?

岸本監督

岸本「私のお気に入りシーンは沖縄の自然・風景を撮っているカメラワークですね。光加減とか風景の中に人が居るところを、上手くお茶の間に届けられれば。掛け合い
では、天気によってセリフをかえたり、キャストは芸人さんが多いのでアドリブに任せています」

山田「すべてのシーン気に入っていますけど、あえて1つ選ぶのであればハルサーエイカー第1話のハルサーアイが誕生したシーンです。イメージ通りのシーンが撮れて感動しました」

――特撮ドラマで女性が主人公なのは稀だと思いますが、理由は?