夏休みにシルバーウィークが終わり、一気に戻ってきた怒涛の毎日に疲労困憊といった方も多いのではないでしょうか。実際、子供たちがいると、普段よりもひとつひとつの作業に時間がかかってしまって大変…というのが本音のはず。
そこで今回は、シングルマザーでフリーランスとして月収20万円以上を売り上げ、再婚後も子育てと仕事と遊びをバランスよく楽しんでいるWEBライターの吉見夏実さんに、家事を効率よくこなしながら自分時間を作るテクニックについて教えてもらいました。
料理は3つのポイントを意識して
ワーキングマザー向けにおこなわれている数多くの調査で「料理が負担」という回答は、毎回TOP3に入っています。早く起きてお弁当に朝ごはんの準備、仕事が終われば晩御飯の準備と、かなりバタバタしているのではないでしょうか。
そこで吉見さんは一体どんな方法で、料理をこなしているのかお聞きしました。
1)弱火で調理する
「弱火調理だと急激に焦げたりしないので、キッチンの片付けや洗濯物を畳むなどほかの家事をしながら作業できます」と、吉見さん。
以前読まれた書籍『野菜いためは弱火でつくりなさい』で「弱火での調理は失敗しにくい上に美味しく仕上がる」と読んで実践したところ、家族に喜ばれる料理も時間も確保することができたのだとか。
時間がないからといって、強火でガガーっと一気に済ませようとするのではなく、あえてゆっくりと調理して、そのスキマ時間を上手に活用するだけでも少しは負担になるのではないでしょうか。
2)電気圧力鍋の導入
吉見さんによれば「ほったらかし調理ができてしまう“電気圧力鍋”を使えば、調理中はほかのことを集中してこなすことができます」とのこと。
弱火調理と似ていますが、圧力鍋であればチラチラ確認に行く必要がありませんから、キッチンから離れて他の家事をこなすこともできますね。
ちなみに、吉見さんが愛用されている『象印 圧力IHなべ EL-MA30-TA』だと、“温度調理”という項目が選べ、低温調理にしておけば「朝のうちに仕込んでおいて夜に完成する」といったやり方もできるのだとか!
上手に使えば、朝の調理時間はゼロで済ますこともできるかもしれませんね。
3)1素材1品
料理する中でも大変なのが、献立を考えること。吉見さん自身は「栄養バランスがよくておいしければ、それでOK」というタイプだそうですが、旦那様は「品数が少ないのはよくない」派なんだとか。
そこで吉見さんが実践されているのが、1素材1品。
「たとえば“野菜炒め”など、いろんな食材を使って1つの料理を作ると、当然1品にしかなりません。ですから、キャベツは塩昆布と和えて浅漬け風、にんじんは砂糖と一緒に煮てグラッセといった具合にしています」とのこと。
作業数は増えるかもしれませんが、食材の組み合わせを考える手間がなくなるため意外と疲れないそう!
その日スーパーでお買い得な食材を買って“1素材1品調理”をしていけば、献立に頭を悩ませることもなくなり、食費の節約にもつながるのではないでしょうか。