仕事や子育てに追われている間にどんどん部屋が散らかっていく、だけど時間もなくてもうどこから手をつけていいのやら……なんて、お部屋の片付けや家事に頭を悩ませていませんか?
そもそも、元から家事があまり得意ではないというママも少なくないはず。
家事がうまく進められない原因、実は「何をすればいいのか」をしっかりわかっていないからかも?
今回は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者であり、整理収納アドバイザーである三條凛花さんにインタビュー。三條さん自身も数年前までは、足の踏み場もないほど散らかった部屋で頭を悩ませていた1人だったと言います。
そんな三條さんを変えた「家事ノート」とは?
「家事ノート」作りを始めたきっかけは学生時代の友人の一言!
--三條さんは、ノートを作り始める前には部屋がかなり散らかっていたということをおっしゃっていましたが、一体どのような状態だったのでしょうか?
三條凛花さん(以下、三條)「ノートを作りはじめたのは約5年前で、それまでは部屋には足の踏み場もなく、床に衣類が散乱し、冷蔵庫は忘れ去られた食材でいっぱいでした……。
時間はたっぷりあるのに、部屋の惨状を思うとまず何からはじめていいかわからず、ソファに座ったまま動けなくなったり、ゲームやテレビに現実逃避したりしていましたね。」
--そんな状態を抜け出そうと思ったきっかけありましたか?
三條「夫が毎日終電で帰ってきては玄関でため息をつくのを見て、どうにかしなければ、と思っていたのですが……。とりあえず書店や図書館で、片づけや家事の本を調達してくるばかりでした。
もちろん、それはそれで大いに役立ったのですが、転機となったのは学生時代の友人に『家事が得意なイメージしかない』と言われたことです。
家事上手とまではいきませんが、そういえば確かに、学生時代は家事を苦痛に思ったことがなかったのです。
そのときと今との違いを考えて、ひとつ思い当たったのが『ノート』の存在でした。当時は時間管理に凝っていて、ノートを使って、どうしたら日々のタスクをうまく回せるか日々考えていました。」