『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』の著者で、日本・欧米いいとこどり育児を提唱する平川裕貴です。
遊んだおもちゃは片付けない。自分で履けるのに「靴下履かせて」と甘えてくる。通園カバンは、自分で準備させたいけど、まったくしない。そのくせ、やたらママの手伝いをしたがる。
今日は、そんな子どもに自分のことをさせる方法をお伝えします。
手伝いたがる理由は?
なぜママの手伝いをしたがるのでしょう? 理由は二つ。
ママの仕事が簡単で面白そうに見える
ママは当然ですが、なんでも手際よく上手にしますよね。それがとても簡単で面白そうなことに見えるのです。
人のおもちゃが面白そうに見えて欲しがるのと同じように、人がしていることが面白そうで、自分もやりたくなってしまうのです。
しかも、3歳くらいになって自由に動けるようになると、子どもは自分も同じように上手にできると勝手に思い込んでいます。
結局、後で親がやり直しているなんて気づかないものね。
ママを助けたいと思っている
そしてもう一つの理由は、ママを助けたいと思っているのです。
特に女の子にはこの傾向が強いです。ママのしていることを常に観察している女の子は、ママがたくさんの仕事をこなしていることにも気づいています。
ですから、ちょっとでもママを助けてあげたいと純粋に思っていることが多いのです。
なぜ自分のことはしない?
親としては、着換えや片付けや登園準備など、自分のことを自分でしてくれる方がよほど助かるのに、なぜ子どもは自分のことはしないのに手伝いたがるのでしょう?
それは、自分の仕事はある意味“義務”ですよね。ママも家事をするのは、しなければならない仕事だと思っているからではありませんか?
中にはすべての家事を心から楽しんでやっているママもいるかもしれませんが、たいていはやらなくて済むならやりたくない仕事もありますよね。
子どもは正直ですから、言ってみれば「やりたくない仕事はやらない」と言うだけのこと。幸いなことに、叱られるのさえ我慢して拒否し続ければ、仕方なくママがやってくれるかもしれないですしね。