子どもに自分のことをやらせるには?

ママが助かっているのだと伝える

子どもが自分のことを自分でしてくれると、ママは大助かりなのですが、子どもには、それが、ママの役に立っているとは思えないのです。

自分でお片付けをしても、自分で靴下を履いても当然のこととしか思ってもらえない。でも、ママのお手伝いをしたら、ママに喜んでもらえて褒められる。

どちらが気持ちのいいことかわかりますよね。

そこで、子どもに自分のことをやらせるには、子どもがちゃんと自分のことをした時に、「○○ちゃんが自分でお片づけしてくれてママすごーく助かるわ」とか「自分で靴下履いてくれたら、ママもママのお仕事できてうれしい」などと言って、それがママの役に立っているのだと教えてあげましょう。

お仕事交換をする

そして、もう一つは、時間のある時に、お仕事交換をしてみてください。

子どもがするべきお片付けをママがしてあげる代わりに、ママがするべき仕事、例えば拭き掃除とか、洗濯物をたたむなどを子どもにしてもらうのです。

ママの仕事は、子どもには面白そうに見えます。ですから、最初は子どもは喜んでしてくれます。

でも、実際はそんなに楽なものではありませんから、すぐに飽きたりギブアップするでしょう。

うまくいけば、ママの仕事もたいへんで、実は自分のことを自分ですることが、ママの役に立っているのだと、自分で気づいてくれるでしょう。

まとめ

いかがですか?

「片付けなさい!」「自分でやりなさい!」と叱ってばかりではなく、こんな方法も試してみてくださいね。

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」