映画『泥棒役者』完成披露試写会イベントに登壇した出演者たち

 映画『泥棒役者』完成披露試写会イベントが21日、東京都内で行われ、出演者の丸山隆平(関ジャニ∞)、市村正親、ユースケ・サンタマリア、石橋杏奈、宮川大輔、片桐仁、峯村リエと西田征史監督が出席した。

 本作は一軒の豪邸を舞台に、“人違い”と“勘違い”をくり返すクセ者たち8人による“だまし・だまされ”の超喜劇エンターテインメント。かつて泥棒稼業に手を貸した過去がある大貫はじめ役で映画単独初主演を務めた丸山は「恐悦至極にございます。こういった方々とご一緒して影響も刺激も受けた。なにか人として成長していたらいいなと思います」と充実感をのぞかせた。

 物語にちなんで丸山だけが金庫の扉から登場したが、「生まれて初めてですね。狭いのとか速いの、高いのがだめなので、その中の一つがここだった。怖かったです」と照れ笑い。客席から飛んだ「かわいいー!」の黄色い歓声に「センキューソーマッチ」とにこやかに応えたが、ユースケから「その代わりゲンかつぎでノーパンだからね」とばらされ笑いを誘った。

 役を通して豪邸に忍び込んだ経験から「泥棒ってけっこう堂々とやっているイメージがあったけど、はらはらコソコソしているし、けっこう小声で話すんだなと思いました。今までにないくらいウィスパーなボイスで話しています」と話すなど天然ぶりを炸裂させ、ユースケに「当たり前だろう、泥棒だぞ」と突っ込まれた。

 また、クランクイン前の本読みを丸山の部屋で行う本気ぶりで、西田監督をはじめ市村と宮川も参加したという。宮川は「どんな部屋やと思います? ベースがバーッと置いてあったり、お酒が置いてあったり。すごい男の部屋やった」と明かし、市村も「あれ絶対に女っ気ないよね。きったない部屋」と神妙な面持ち。宮川も「本当に。しばらく誰も来ていないでしょ。男の部屋でしたね」と同意し真剣に分析するなどファンを喜ばせていた。

 映画は11月18日からTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー。