「アナ雪」作曲家が新曲を10曲以上追加

ディズニーミュージカルの大きな特徴に、音楽があります。

アニメーション版での楽曲は使用しつつ、ミュージカル化に際し新たな楽曲を追加しています。

この新曲を、『美女と野獣』や『アラジン』などではアニメーション版の作曲家アラン・メンケンが新たに手がけています。

アニメーションの音楽と継続性のある新曲でありつつ、登場人物や物語により深みを与えるミュージカルとして機能しています。

『アナと雪の女王』でも、アニメーション版では「Let It Go~ありのままで~」をはじめ、「生まれてはじめて」「雪だるまつくろう」など社会現象を巻き起こした曲が目白押し。

オリジナル楽曲はミュージカルで使用される上に、これらの作詞・作曲家であるロバート・ロペスとクリステン・アンダーソン=ロペス夫妻が10曲以上の新曲を追加しました。

アニメーション版『アナと雪の女王』は多くの名曲で彩られていますが、歌は前半に集中しており、後半は「愛さえあれば」しかありません。

新たな楽曲が加わることで、全編にわたり音楽に溢れ、より楽しく深みのあるミュージカル作品になることでしょう。

日本ならではのバージョンに注目

日本で劇団四季がディズニーミュージカルを手がけて25年、『アナと雪の女王』は7作目となります。

今や世界有数のディズニーミュージカル公演都市となった東京で新たに『アナと雪の女王』が開幕します。

日本でディズニーミュージカルを公演するに際し、大きなポイントはやはり日本人役者と日本語台詞・訳詞になります。

ミュージカル『アナと雪の女王』では、アニメーション版で訳詞を担当し「ありのままで」の歌詞を作り出した高橋知伽江氏が、アニメーション版に続きミュージカル版も日本語台本と訳詞を手掛けます。

高橋氏は劇団四季のディズニーミュージカルでも『アラジン』で訳詞、『ノートルダムの鐘』で日本語台本と訳詞を担当しています。

直訳よりリズムを重視し原語のエッセンスの再構築による訳詞を得意とする高橋氏により、日本ならではの『アナと雪の女王』が表現されます。

さらに、今回の劇団四季版は「ブロードウェイ初演版と、最新のプロダクションバージョンを融合させ、さらに磨きをかけた日本オリジナルの最新版」と予告されており、まさに日本でしか観られない『アナと雪の女王』が始まります。

ディズニーミュージカル『アナと雪の女王』 東京公演
公演期間:2021年6月24日(木)開幕 ロングラン上演
会場:NOMURA野村證券ミュージカルシアター JR東日本四季劇場[春](東京都港区海岸1-10-45)

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