贈る側も贈られる側も嬉しい「ささやかなお祝い」
その名も、お祝い手帳アプリ「KOTOBUKI」。FacebookやTwitterでつながっている人たちの誕生日や記念日などのお祝いの日を、手帳のように一覧で管理できる。具体的な機能は大きく分けて4つ。
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1) お祝いカレンダー&お祝いリスト
FacebookやTwitterと連携し、カレンダーやリスト形式で、友達の大切なお祝いごとを管理。
2) おめでとうレーダー
これぞKOTOBUKIの目玉となる機能の1つ。友人がFacebookやTwitter上で発信するコメントから「ポジティブな気持ち」を表現したキーワードを厳選して自動で抽出。その情報をもとに、記念日としてカレンダーに登録できるなんて、とても賢いアプリだと思えてならない。
3)お祝いメッセージ
お祝いしたい友達にアプリから直接メッセージを送ることができる。KOTOBUKIをインストールしていない友達には、FacebookまたはTwitterにメッセージが届く。
4) コンビニコトブキ
ちょっとしたお祝いにささやかなギフトを贈れるよう、コンビニと提携し「ザ・プレミアム・モルツ」1缶(330ml缶)を贈ることができる。お祝いしたい人がクレジットカードや携帯電話で決済すると、お祝いされた側が商品と引き換え可能なクーポンを受け取り、実際にコンビニで商品をもらうというしくみ。友達側もKOTOBUKIをインストールしていることが必須となる。
※現状はローソン、ナチュラルローソン、サークルKサンクスでの取り扱い
大袈裟なプレゼントを贈るのは、贈る側も受け取る側も、気が引けてしまうもの。また買いに行く時間がない、なんてこともある。お酒1缶という気軽な贈り物だからこそ、素直に喜んで受け取れる気もする。
お祝いを見つけてリアルでのギフトにつなげる
KOTOBUKIの開発に到ったきっかけは何だったのか?
「背景には、デジタル・ソーシャル技術の発展がもたらす、ユーザーの行動変化がある」とは、アプリ提供元のサントリー社。そういった環境変化に対応しようと、コミュニケーションデザインの革新を進めており、KOTOBUKIもその活動の一環として取り組んでいるのだとか。
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「『KOTOBUKI』を通じて、日常のお祝いごとを“見える化”し、気軽にかつ心を込めてお祝いする習慣が広がることで、日本のお祝いごとをいっそう価値あるものにしていきたい、という想いに基づいています」
今後は「コンビニコトブキ」以外にも、楽天ギフトと連動して「ザ・プレミアム・モルツ」の詰め合わせギフトを贈れる機能や、お祝い時に飲みに行くお店を探せる「樽生達人の店を探す」機能が導入される予定なのだとか。相手や機会に応じてリアルなお祝いシーンに導いていくことがポイント。
しかし、友達の誕生日や記念日を管理できるアプリは、すでにいくつか存在している。他との差分について彼らが挙げるのは、「おめでとうレーダー」や「コンビニコトブキ」といった機能。これらは長く使ってもらうためのものだという。
友達のお祝いごとを発見するだけでなく、ギフトを贈るところまで実現できるところがキモだ。決してソーシャルの中だけで完結させない。