「コロナが流行する前は、不倫中の彼と市外のお店に行ったり県外に遊びに行ったりできていたのですが、今は移動が難しく、デートする場所が本当にありません。

飲食店に入ることすら注目されそうで、今は食事は必ず個室を予約してさっと入店しています。

でも、個室があるお店こそ今は人気なのか、以前は入りやすかったところが予約で埋まっていることも増えましたね。

ただ、そんな状態がわかってからは来月のデートの約束を早めに決めてすぐお店に電話するクセがついて、なるべくスムーズに会えるようにしています。

町も新しく個室を用意するお店が増えてきているし、情報収集が欠かせません。

マスクをしているからドライブなどは以前よりバレる可能性が減ったかなとは思いますが、それでもやっぱり移動範囲は狭くなったし、全然楽ではないですね。

いつまでこんなデートが続くのだろうと思うと、ため息ばかり出ます」(女性:27歳/受付)

個室だからバレないし感染もしない、とは決していえないですが、それでも選択肢が限られる今は早めに手を打つしかありません。

マスクがあっても、移動自体を控えるべき今は、どんな場所で注目されるかわからない不安もあります。

終わりの見えない窮屈さは、不倫カップルにとっても疲弊感が増す一方なのですね。