歌舞伎座新開場・カウントダウン時計の点灯式
建て替え工事中の東京・歌舞伎座が来年4月2日に開場するにあたり、11月21日、東京・ADK松竹スクエアにて新開場までのカウントダウン時計の点灯式が行われた。式には歌舞伎俳優の坂田藤十郎、時計を提供したセイコーホールディングス株式会社名誉会長の服部禮次郎、松竹株式会社・代表取締役会長の大谷信義、同社社長の迫本淳一らが出席した。
点灯式が行われたこの日は、第一期歌舞伎座が明治22年(1889年)に開場した記念の日。出席者がカウントダウン時計の前でテープカットを行い、続いて時計の点灯式が行われると、文字盤に「あと132日」と表示され、開場までのカウントダウンが始まった。
2010年4月に歌舞伎座が閉館する際にもカウントダウン時計が設置されていたが、大谷は「閉館の時は劇場がなくなってしまうという寂しい思いでしたが、今回はいよいよ来年の4月に劇場がオープンするという嬉しさと期待があります。劇場も着々と工事が進んでおりますので、新しく出来る劇場で大勢の方に楽しんでいただきたい」と挨拶。藤十郎は「さぁやらねばならんという気持ちです。私もまだ若いと思っておりますから、新しい歌舞伎座では生まれ変わったつもりで若い俳優たちと一緒に頑張っていきたい」と力をこめて語った。
カウントダウン時計は11月26日(月)に、東京・東劇ビルの看板上部に設置され、その後歌舞伎座の工事の進み具合をみて、来年2月をめどに劇場前に移設される予定だ。なお今後のスケジュールとして、新開場の前後にもイベントを計画していると迫本が明かした。
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