「あれ? 話聞いてる?」
無視されているかのように感じる。
「さっき、○○って言ったでしょ」
話したことが通じていない。
「そうじゃなくて、私が言いたいのは」
と説明しても、やっぱり伝わらない……。
恋人との会話が噛み合わず、歯がゆい思いをすることってありますよね。
今回は、絶対達成コンサルタント・横山信弘さんの著書『話を噛み合わせる技術』を参考にした会話術をご提案します。
ただし、取り上げるのは、「こうすれば絶対に会話が噛み合う」という魔法のテクニックではありません。
実は、この本には「あえて話を噛み合わせない技術」も載っていて、むしろそちらのほうが面白いのです。
所詮、男と女は違う生き物。ここは噛み合わなくてもいいんだ、とOKラインを引き下げることで、少しでも気持ちを楽にしていただければと思います。
「いい人」とは、噛み合わないままでいい
楽天的なタイプの人ほど話が噛み合わないことが多い、と横山さんは述べています。
男性に多いのですが、明るくて優しくて「いい人」なんだけど、つきあってみると話をちゃんと聞いてくれなかったり、細かいことを気にしなかったりすることって珍しくないのです。
そういう相手には、女性のほうが「そうじゃなくて、今話しているのはこういう意味で……」と一生懸命説明したところで、空回りで終わってしまいます。
それどころか、何とか分かってもらおうとする努力を、相手に「めんどくさい」と思われてしまう可能性もあるでしょう。
仕方がないとしか言いようがありません。細かいことにこだわらないおおらかさが、彼の長所ですから。
楽天家の彼との会話は、噛み合わないなら噛み合わないままでおくことがポイントと言えるのです。