恋人が欲しい! でも、傷つくのは嫌……
「恋人が欲しい」と望む人は多いものの、パートナーを持たない未婚者が増加傾向にあるのは、恋愛に対する熱量の低下が考えられる。/ブライダル総研「第1回恋愛観調査」より 拡大画像表示
「恋人が欲しい」と望みながらも、自分から積極的に行動することはない20代・30代。「受け身」な恋愛スタイルがパートナーを持たない未婚者の割合が増加した原因か。/ブライダル総研調べ 拡大画像表示
ブライダル総研の第1回恋愛観調査では、恋人がいない人のうち男性56.5%、女性56.7%が「恋人が欲しい」と回答。「欲しくない」と答えた男性20.5%、女性19.6%を大きく上回っている(表3)。「恋人が欲しい」と望みながら、恋人を持たない未婚者が増加している要因には何があるのだろうか?
「以前は人間関係に占める恋人の割合は大きなものでした。ところが、近年はインターネットの普及などによって、友達関係などの恋愛以外の人間関係が充実しています。『恋人が欲しい』と望んでいても、自らアクションを起こして恋愛で傷つくのは嫌だと考える人は多いはず。恋愛に対する熱量は低くなっているように感じます」
実際にブライダル総研が恋人を持たない男女に実施したアンケート(表4)では、「過去に合コンを企画したことがない」と79%が回答。過去1年でデートに誘った人数では64%が「0人」と回答している。さらに、半数以上の人が「自分から告白することに抵抗がある」と回答しているのだ。「恋人が欲しい」と望みながら、自らアクションを起こすことのない、「受け身」な20代・30代の恋愛を伺い知ることができる結果となった。
恋愛でのリスクを嫌う20代・30代は、出会いのきっかけでも「合コン」や「ナンパ」など、積極的な行動が求められる手段は避ける傾向にあるようだ。/調査協力:マクロミル(2012.10.19〜10.21/対象者200人/単一回答) 拡大画像表示
恋人が欲しいと望んでいても、リスクを恐れて自らはアクションを起こさない「受け身」の恋愛をしている20代・30代。恋人を持つ人も、出会いのきっかけに「職場」や「学校」、「友達の紹介」など、特別なアクションを必要としない日常的なシーンをあげている。
この日常的なシーンでのきっかけをモノにできる人と、そうでない人にはどのような違いがあるのだろうか? 前出の鈴木さんはこう話す。