積極的にアプローチできた人がチャンスをモノにしている
恋愛に消極的な20代・30代だからこそ、ほんの少し積極的に行動することが恋愛成就へとつながるようだ。/ブライダル総研「第1回恋愛観調査」より 拡大画像表示
「恋愛観調査(表6)では、『恋人がおらず、恋人が欲しいと望む人』に比べて、『恋人がいる人』は男性では『食事に誘うことができる』と回答した割合が18.8ポイント、女性も『メールをすることができる』で14.8ポイント上回っています。つまり少しの勇気を持って、積極的にアプローチできた人がチャンスをモノにしているのです」
「恋愛で無理をして傷つきたくない」というマインドが強い20代・30代だからこそ、メールや電話、食事に誘うなど、一歩踏み込んだアクションを行った人が、恋愛を成就させているようだ。では、積極的なアプローチの末、恋人を得ることができた20代・30代は、「恋人がいること」にどのようなメリットを感じているのだろうか?
恋人にメンタル面でのメリットを感じている人が多い
恋人がいることで、精神的なメリットを感じる20代・30代。震災後はこの傾向がますます加速していると予測される。/ブライダル総研「第1回恋愛観調査」より
表8<「女性の年齢にシビアな20代・30代男子」【表8-1】 恋人として付き合える相手の上限年齢と下限年齢 【表8-2】 現在付き合っている恋人との年齢差>
恋人の希望年齢と実情 女性は自分の年齢上昇にほぼ比例して相手の上限年齢と下限年齢が変動するものの、男性は30代後半にかけて上限年齢が自分の年齢に近づく傾向が見られた。/ブライダル総研「第1回恋愛観調査」より 拡大画像表示
「恋愛観調査(表7)で『恋人がいれば生活はどのように変わるか』を尋ねたところ、『好きな人と一緒にいられてうれしい』(男性82.4%、女性96.5%)との回答が男女ともにもっとも高く、次いで『生活が楽しくなる』(男性79.0%、女性93.3%)、『精神的安定が得られる』(男性76.0%、女性87.4%)、『困難があったときに支えができる』(男性73.0%、女性86.0%)など、メンタル面でのメリットを感じている人が多いとの結果になりました。現在はこの傾向がさらに加速しているのではないでしょうか」
その一方で、表7では男女差が生じている回答もある。「おしゃれを楽しんだり、生活が華やかになる」(男性59.7%、女性76.0%)では女性が男性を16.3ポイント上回り、「自由な時間が減る」(男性57.1%、女性50.3%)では男性が女性を6.8ポイント上回っている。このほかの回答でも、女性は恋愛にメリットを、男性はデメリットを見出す傾向が見られた。この男女のギャップも、20代・30代の恋愛に消極的な姿勢を生み出す一因かもしれない。