「出会いたい」と思えば、出会うことができる
――現在、フリーの人が多いようですが、出会いを求めて行動することはありますか?
岡根 「出会いたい」と思えば、どんな場所でも出会うことができる時代だと思います。ただ、今はみんなの心の中心から恋愛が遠ざかってしまっているから、出会うことが難しくなっているんじゃないかな。社会人になると、恋愛だけを考えることって難しいですよね。だから、合コンをセッティングする。そうすると、その日だけは恋愛を中心にもってくることができるんです。
小島 男友達と飲んでいるとき、誰かしらが女の子を呼んで、気が付けば女の子と一緒の飲み会になっているときがありますね。「合コン」と言ってしまうと、お互いに身構えてしまうこともあるんですけど、より自然な雰囲気で近づけるんです。気になる相手がいれば、もちろん連絡先を聞いて。最近だと、直接の連絡先を聞くんじゃなくて、Facebook を使う人も多いですよね。その場でアドレスを交換しなくても、Facebookをやってるかだけ聞けば、あとから探すことができますから。
西村 僕も仲間内で飲んでいるときに紹介してもらうことが多いです。その場で意気投合した相手がいたら、後日ふたりで会って、ごはんを食べに行ったり。それから付き合うケースがほとんどです。
大和 出会いを求めているときは、周囲に「恋人が欲しい」と言ったり、自分から発信しますね。そうすると、同じように出会いを求めてる人が集まるんです。合コンやイベントに参加したり、自分でも企画したり。出会えるチャンスを自分でつくるようにしています。
男にとって、口説きたいと思える女性が減っている
――最近は恋愛に消極的な「草食男子」が増えているとも言われていますが、実感としてはいかがですか?
小島 よく、女友達と討論するんですけど、男だけのせいじゃないと思うんですよね。男にとって、口説きたいと思える女性が減っていることも原因だと思うんです。たとえば言葉遣いであったりとか、仕草であったりとか。相手のことを「オマエ」とか言う女性には、正直引いてしまうこともあります。嘘でもいいんで、女性らしい部分を見せてもらいたいな。
西村 相手の様子を伺っている男性が多くなったようには感じますね。女性の行動を観察して、スキを見つけたら飛びつくみたいな。ズル賢い「プレッシャー世代」になったのかな(笑)。
大和 僕の場合は「理想の相手」みたいなものがあって、その条件にあてはまるのか確認しながら、コミュニケーションを重ねていきますね。そこには「傷つきたくない」っていう気持ちもたぶんあります。
岡根 同年齢の友達に肉食男子がいるんですけど、ソイツは週に3~4日は飲みに行くんですよ。そうすると必ず女の子をオトしていて。それを見ていると、女性は男性がアプローチしてくるのを待っている状態で、勇気を出して一歩踏み出せば、実らせることもそう難しくないんじゃないかなと思います。ただ、やっぱり拒否されるようなことがあれば、トラウマめいたものを残してしまいますから、なかなか積極的にはなれないです。でも、だからこそ、失敗を恐れない男が勝ち残っていくんじゃないですかね。