無視されるのが怖いんですよ

大和さん

―― そんな男性に対して、女性はどう接すればいいのでしょうか?

大和 無視をされるのが一番怖いので、リアクションはほしいですね。自分から声を掛けて「うまくいかなかったらどうしよう」と思って、なかなかアプローチできずにいる人は多いと思うから。女性がリアクションしてくれれば、「伝わったんだ!」っていう小さな成功を感じられるので、男性のマインドを育てることができると思います。

小島 男性側が鈍感になってると思うんだったら、女性からのサインをもうちょっと大きくしてもらって。たとえば、ボディタッチも少し触れるくらいだと、「自分の勘違いかな?」と思う男もいると思うんです。だったら、男性が「こんなに触ってくるなら、気になってるんじゃない!?」と思うくらい、抱きつくくらいの勢いで(笑)。ただ、誰かれ構わずボディタッチしているようだと、男性側も「テクニックなんだな」と冷めてしまうので。特別なサインはひとりに絞って出した方がいいですよね。

西村 ちょっとしたサインでもいいと思うんです。たとえば、女性から「一緒にごはんに行こう」とか、メールで「今、なにしてるの?」とか、さりげないひとことがあるだけで、意識してしまうことがあります。ほんの少しのサインで、それまで恋愛対象と意識してなかった相手も、視野に入ってくることがあるんですよね。だから、ときどきは女性側からアプローチしてくれてもいいかなと。

小島 最近、スキのない女性が増えていると思うんですよ。本当はそのスキをつくるのも男性の役目なんですけど( 笑)。その技術を持たない男性が増えてきてるなと思うんだったら、女性側もガードを緩めてくれてもいいかなと思います。

岡根 僕はフェアであってほしいと思いますね。ここ1年くらいで出会って、ちょっといいなと思える関係に発展した4人の女性みんなが、「彼氏はいない」と言っていたのに、本当は彼氏がいたんですよ。ポジティブに考えれば、僕のことを恋愛対象だと見ていたから、嘘をついたんでしょうけど……。でも、彼氏がいるんだったら、彼氏を大切にしてほしいですし。本当のことを知って傷ついて、僕のような臆病な男が増えてしまうので(笑)。恋人がいるんだったら「いる」、恋人がいなくてほしいんだったら「恋人募集中」と、本当のことを言ってもらいたいですね。

気になる相手と出会ったときには声を掛けます

西村祐さん

――ほかにはどんな出会いの場があるんでしょう。たとえばナンパとか……。

西村 僕、ナンパは今でもたまにしますね。昔、先輩から言われたんです。街ですれ違って、「このチャンスを逃したら、もう二度と会えないんだな」と思ったら、声を掛けるべきだって。その言葉がずっと僕の中に残っていて、気になる相手と出会ったときには声を掛けます。もちろん、スルーされることもあるけど、それも仕方のないことだなって。あまり気にしないですね。

岡根 僕もナンパしてたときがあります。上京してきて1年目のとき、たまたま知り合った同郷の友達と、毎日渋谷でナンパしてました。演技のための度胸をつけるっていう理由もあったんで、クラブやバーじゃなくて、路上で声を掛けていました。いいなと思う女の子をみつけたら、「飼ってるペンギンが逃げたんだけど、こっちに逃げてこなかった!?」って、今にも泣き出しそうな演技をして。そうすると、ほとんどの女の子が立ち止まってくれるんですよ(笑)。この方法は先輩から教えてもらいましたね。

――そうやって、先輩から後輩に伝わっていく文化もあるんですね。ちなみに西村さんは、事前のアンケートで恋人関係の定義について「セックスをしたら」とズバッと答えています。

西村 やっぱり現実はそうかなって。僕はそこから始まると思ってますけどね。