日本センチュリー交響楽団 交響曲『獺祭~磨migaki~』初演の模様 日本センチュリー交響楽団 交響曲『獺祭~磨migaki~』初演の模様

「獺祭」は旭酒造株式會社(山口県岩国市)が製造する銘酒。酒米の最高品種である山田錦をぎりぎりまで精米(磨き)して造られる透明な味わいは、多くの愛好家の垂涎の的となっている。この銘酒をテーマに交響曲を作曲、演奏しようという取組みが日本センチュリー交響楽団の「獺祭プロジェクト」だ。その東京公演、交響曲 『獺祭~磨migaki~』五感で味わうコンサートが、8月18日(水)、グランドプリンス新高輪 飛天で、ディナー付コンサートとして行われる。

日本センチュリー交響楽団 チケット情報

日本センチュリー交響楽団は2020年からこのプロジェクトに取り組んできた。作品は純音楽から映画、アニメ音楽までを幅広く手掛け、『犬夜叉』ほか多くの代表作を持つ山口県出身の作曲家、和田薫に委嘱。「獺祭」のイメージを活かした「和」のテイスト溢れる全5楽章の交響曲『獺祭~磨migaki~』が完成した。今年2月にはセンチュリーが拠点を置く大阪府豊中市で世界初演が、山口県周南市で山口初演が行われ、好評のうちに終了。今回は、満を持しての東京初演である。(特設サイトへ https://dassai-migaki.jp/)

「獺祭プロジェクト」はそれだけに留まらない。音響機器メーカーのONKYOとタイアップし、この交響曲をONKYO技術の「加振器」で樽の中の原材料に聴かせながら発酵・醸造するというユニークな試みも行われている。こうして作られた「獺祭~磨migaki~」は通常のものよりもさらに透明さが増し、かつまろやかでコクのある逸品に仕上がるという。今回はこの交響曲の名に因んだ特別な銘酒「獺祭~磨migaki~」720mlボトルが特典として来場者全員にプレゼントされる。

指揮はセンチュリーとともに、数々の名演を打ち立てて来た首席指揮者の飯森範親。関西を代表するオーケストラであるセンチュリーの、ひさびさの東京公演でもある。まさに聴いてよし、飲んでよし、感じてよしの、極上のひとときとなることだろう。チケットは発売中。