確かに撮られることを意識せず、口が半開きになっていたりすると、魅力的な写真にはなりづらい。

一方で「飾らない一面を切り出した方がいいこともある」と伊藤さん。撮られることを意識しない「不意打ちの1枚」の良さを強く押す。でも、最高の瞬間を狙うとはいえ、常にカメラを構えるわけにはいかないですよね?

「スマホで撮影することも多いのですが、Twitter などを眺めているフリをして撮ったり、音の出ないカメラアプリを使ってみたり、音楽のかかっているお店で撮ったりします(笑)。意外といい写真が撮れますよ」

写真に撮られ慣れている人は「こっち向いて」「写真撮るね」などと声をかけると、すべて同じ表情になってしまう。もちろん写真用に作った表情もステキだけど、大きな口をあけて笑っている「素の1枚」の方が、新鮮で魅力的に映ることもある。

カメラを意識して良く写ろうと思うと、失敗のない表情にはなる。ただ「常に80点の顔」をした無難な写真になってしまうと伊藤さん。「撮る宣言」をせず、さりげなく撮ることも大事みたい。

Facebookでいいね!がつくための3つの法則
1 キレイな写真は作り込めば撮れる
2 不意打ちの1枚で自然な表情を引き出す
3 カメラアプリを活用して“魅せる写真”に