「スーパーに勤務していて、商品を卸してくれる取引先の既婚男性と親しくなりました。
周りの人も『素敵だよね』と噂するような性格のいい男性で、最初は私の片思いでした。
毎日顔を合わせるうちにどうしても気持ちを伝えたくなり、ダメ元でランチに誘ったらOKしてくれて、そのときに告白したら
『俺は既婚者だから、ちゃんと付き合えないけど、いいの?』
と言われ、それでもいいと答えて不倫がはじまりました。
有頂天になっていたのか、それからしばらくはお店に来る彼を心待ちにして、姿が見えたら駆け寄っていましたね……。
でも、そういう私を見たほかの従業員の間で
『既婚者に媚を売っている』
と噂が広まり、気がつけば無視されたり重要な連絡をもらえなかったり、孤立していました。
もちろん私が悪いのですが、彼のほうも私の上司からやんわり注意されたらしくて、
『君の態度がちょっと問題になっているらしいよ』
と苦々しい顔で言われ、それからはそっけない対応をされるようになり……。
職場で居心地は悪いし、彼からの連絡は減って会えなくなるし、軽率だったなと後悔しています。
彼とはかろうじて続いていますが、本当に“身から出たサビ”ですね」(29歳/小売業)
不倫であっても、好きな男性に受け入れてもらえたらテンションが上がるのはわかります。
それでも、不倫はどこまでも「してはいけないこと」であり、あやしまれたら周囲の態度が変わるのは避けられません。
既婚の彼も、立場が危うくなれば女性を遠ざけるのは当たり前です。
不倫だからこそ、慎重さを欠いた行動は文字通り命取りになると心得ましょう。