「我が家は地方の都市でイタリアンレストランを経営しているのですが、一時期私たちの住む自治体でコロナ感染者が爆発的に増えてしまって、飲食店に休業要請が出てしまいました。
そんな時に、高校生の息子や娘の小学校時代からのママ友たちが、うちのレストランのお弁当メニューを置いてくれる職場や学食などを探してくれたんです。
『閉店されたら私たちどこに外食に行けばいいの? コロナが収束するまで頑張ってもらわないと』と言ってくれて、泣いてしまいましたよ(笑)
副産物的に良かったのが、2校ほど高校の学食にお弁当を置いてもらえたおかげで、若い子向けのメニューを考案できたことですね。営業を再開して以降は店舗での新メニューにしました。
近所の私立女子校でのお弁当販売に『店が大変な時に俺だけうかうか遊んでられないわ』と、女の子大好きな高校生の息子が学校をサボって行こうとしていたのを食い止めるのが面倒でしたけど(笑)」(飲食店経営/43歳)
まさにコロナ禍ならではの神対応ですね。
ママ友たちの動きもさることながら、話してくれたママの仕事や周囲の人たちに対する普段の真摯な行動が、ママ友たちを突き動かしたのかもしれません。
ママ友は面倒なもの、というイメージが強いですが、地域や子どもを通じての結びつきが強いからこそ、ビンチの時に一番の助けになってくれることもあるのですね。
関連記事