「心の栄養をお届けできれば」本番を前に決意新た

新堂由暁 撮影:内田涼

――新堂さんは昨年の「ディズニー・オン・クラシック 〜まほうの夜の音楽会 2020」、今井さんは今年5月、6月に開催された「ディズニー・オン・クラシック 〜夢とまほうの贈りもの」にご出演しています。どちらの公演も、コロナ禍の影響があったかと思いますが、おふたりにとってはどんなステージになりましたか?

新堂:稽古期間も含めて、PCR検査をはじめ、常にあらゆる感染対策を講じて臨んでいますが、出演者もステージを支えるスタッフの皆さんも、それはそれは苦労が絶えません。

ただ、こういう状況でも、劇場に足を運んでくださる皆さんのことを思うと、我々もどうにかステージを無事に完走したいと、常に決意を新たにしています。何より、舞台に立たせてもらえることが、かけがえのないことなんだと改めて実感していますね。

今井:新堂さんもそうだと思いますが、普段はクラシックの舞台に立っているので「ディズニー・オン・クラシック」のように、舞台上で手を振ったり、ペンライトを振ったりと、お客様とコミュニケーションが取れるのがとても新鮮で、とっても楽しいです。

確かに人との距離が離れてしまっていますが、その分、お客様や共演者の皆さんとの“心の距離”はより近くなればいいなという思いですね。

――ありがとうございます。改めて「ディズニー・オン・クラシック 〜まほうの夜の音楽会 2021」への意気込みをお願いします!

今井:4カ月間の公演で、ステージそのものもどんどん生まれ変わっていくので、そのとき、そのときの空気を楽しみながら、ひとつひとつの楽曲を丁寧に歌い上げていければと思っています。

誰ひとり欠けることなく、最後まで突っ走って、完走しよう。そんな思いですので、こういう時期ですし、食事では得られない心の栄養をお届けできればと思っています。

新堂:本当にそうですね、ワンステージの瞬間瞬間を味わいながら、アップデートを重ねて、最後までやり遂げることができれば。

約50公演を通して、さまざまなバリエーションが楽しめるのも「ディズニー・オン・クラシック 〜まほうの夜の音楽会 2021」の魅力です。

こういう状況なので「ぜひ絶対お越しください」とは言えないですが、やはり生の音、生のパフォーマンスを全身で感じてもらえるのは、ステージが持つ唯一無二の醍醐味なので、存分にお楽しみいただければ、うれしいですね。

ディズニー・オン・クラシック 〜まほうの夜の音楽会 2021
9月~12月、全国33都市51公演開催

「ディズニー特集 -ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます