佐川急便、セブンイレブンが導入した「電気自動車」も
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スマートコミュニティで、省エネルギー・低炭素社会を実現してくれるものとして、強く期待されるのが電気自動車。ガソリンをまったく使わず、走行中に二酸化炭素を出さないのが特徴です。佐川急便とセブンイレブンの例で見てみましょう。
佐川急便では、今年10月末に京都市中京区で試験導入した3輪電気自動車が展示されていました。宅配便の集荷・配達での活用を想定して開発した新型車「雷駆T3」で、SGホールディングスグループで同社グループ会社のSGモータースが、集荷・配達に適した専用ボディを製造しています。
京都市中京区は細い道路が多く、多数の商店やオフィス、住居の立ち並ぶエリア。3輪電気自動車はコンパクトで機動性に優れ、排気ガスを出さないため、環境面はもちろん効率的な集荷・配達も可能になります。「今後1年を目安に検証しながら、環境にやさしい輸送方法を開発していきたいです」と担当者。
トヨタ車体が発売した1人乗り電気自動車「コムス」を、今年7月末に導入したセブンイレブンも負けていません。全国のセブンイレブンで200台を所有し、東京では12台が8月に開始した宅配サービス「らくらくお届け便」の場で活躍しています。コンビニ業界で店舗の宅配サービスに電気自動車を採用するのは初の試み。「環境にやさしく、小型で小回りがきき、女性でも運転しやすいのが特徴です」とは担当者。
以上、エコプロダクツ2012で見つけた主に「スマートコミュニティ」のものをピックアップしてみましたが、いかがだったでしょうか? 今後もさらに進んでいくスマートコミュニティ、引き続き詳しく取材していきたいです。
【関連リンク】
・エコプロダクツ2012
・東芝「SMART NINJA TOWN」