「サークルで知り合い意気投合した友人Bとは、プライベートなことも打ち明けあって家にも遊びに行くような仲でした。
明るくて自分の意見をはっきり口にするところが付き合いやすくて、たまに衝突することがあっても仲直りできる性格を信頼していたんですよね。
彼女は不倫中で既婚の彼とは一年以上のお付き合いとは聞いていたけど、“それはそれ“と割り切っていました。
コロナの影響で既婚の彼の会社にテレワークが導入され、『外出しづらくて会えない』とBが愚痴をこぼすのもなだめながら聞いていたのですが、
『家事しか取り柄がないのに彼と一緒にいられる奥さんが羨ましい』『彼が言ってたけど、結婚してからスタイルが崩れちゃってもう女として見られないって』
と、相手の奥さんを馬鹿にするようなことを言うBはちょっとイヤだなと思いましたね。
何とか話題を変えながら話していたのですが、もう無理だな……と思ったのは私にも『そう思うでしょ?』と同意を求めはじめたからで、さすがに『知らない人のことをあれこれ言えないよ』ときつめに返したらBは黙りました。
不倫の話以外ならBとは楽しく話せるのですが、彼のことになると奥さんを貶める方向に向かうのがストレスで、会うのは避けてLINEでやり取りすることが増えましたね。
LINEだと不倫の話題を振られても適当に返信して別の話に変えられるし、それでBがつまらないと思うなら仕方ないと思っています。
人を貶める、ましてや不倫で奥さんは被害者なのに、堂々と悪口を言えるって恥ずかしいですよね……」(34歳/営業)
不倫していると、相手の妻を罵ったり貶めたりしたくなる気持ちはわかります。
ですが、不倫自体が責められるものであり、自分のしていることを振り返るのが先。
こんな友人には、話題を正面から受け止めずにかわすことで同意しない姿勢をアピールしましょう。どんなつながりであっても、安易に他人を貶める姿は自分の価値を下げると心得たいですね。