「大学の頃からずっと仲のいいA子。
別々の会社に就職してからも休日にランチを楽しんだり仕事の悩みを話したり、いい関係だったと思います。
ある日、いつものように会っていたら突然打ち明けられたのが、A子が不倫していること。
『どうしても気持ちを止められなかったの』と真剣な顔で言われ、不倫であることにはびっくりしたけどちゃんと受け止めようと思いました。
最初はA子の悩みや不倫の苦しさをうんうんと聞いていたのですが、『離婚までは望んでいない』と言っていたはずなのに、
『私のことが好きなら奥さんと別れるよね?』『いつまで私は“日陰の身”でいなくちゃいけないの』
など、彼に対する文句や愚痴が増えてからは簡単に『そうだよね』とは返せなくなって。
不倫する男がまともなはずないじゃないとずっと思っているけど当然それも言えなくて、モヤモヤしたままA子に励ましの言葉をかけることができなくなりました。
LINEや電話で私が返事をしづらそうにすることに気づいたのか、少しずつA子からの連絡は減っていき、私からも今までのように積極的に誘うのはやめました。
不倫している人はほかにも知っていますが、自分が良く思われていないとわかるとさっと離れていくんですよね。
結局A子もそこで私を判断したんだな、と思うと悲しいけど不倫に対するモヤモヤはごまかせないし、このまま距離をとって接していこうと思います」(30歳/経理)
不倫についての考え方は人それぞれで、快く思わないのに無理をして友人の言葉にうなずくのは難しいですよね。
不倫する側は同意を求めるのは控えたほうがいいと思いますが、不倫を受け入れがたいと感じる人がいる事実も、しっかり見るべきです。
考え方の違いで距離が生まれるのは仕方のないこと、角を立てないためには“その話題に触れないルール”もときには重要です。