EPCOTとディズニーアニメーションの融合
フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのEPCOTから「タペストリー・オブ・ネーション」。
1999年から2001年、ミレニアムを記念して公演されたパレードです。
世界のパビリオンが並ぶワールドショーケースを舞台に、大きな人形とドラムが世界の文化を繋ぎました。
続けて、同じく1999年にスタートし、2019年まで公演された「IllumiNations: Reflections of Earth」から「ウィ・ゴー・オン」。
「ウィ・ゴー・オン」は日本語版は東京ディズニーシーのカウントダウンで歌われましたが、今回はEPCOTと同じ英語版です。
この公演での大きな特徴は、「タペストリー・オブ・ネーション」にあわせて、スクリーンではウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオがこのために制作した映像が流れます。
ディズニーアニメーションの名シーンの数々が、世界の文化を繋ぐ楽曲と融合。
EPCOTでは「IllumiNations: Reflections of Earth」に代わり、2021年10月から新たなナイトショー「Harmonious」がスタート予定です。
「Harmonious」では、ディズニーアニメーションと音楽の旅をするショーになるとのこと。
まさに、このディズニー・オン・クラシックの演出が、これからのEPCOTを予感させるようでした。
※「ミステリアス&ダーク・スペシャル」「クリスマス・スペシャル」は、このコーナーが特別プログラムに変更となります。
『リメンバー・ミー』全編フィーチャー
第2部は映画全編をフィーチャーする形式が復活。
2021年は、ピクサー作品を初フィーチャー。
『リメンバー・ミー』です。
「ウン・ポコ・ロコ」や「音楽がぼくの家族」などの名曲が甦ります。
さらに今年はヴォーカリストが日本人なので、セリフ部分も日本語で多めに表現してくれます。
ストーリーもかなり把握しやすくなっている演出です。
表題歌「リメンバー・ミー」は、同じ楽曲ながらエルネスト・デラクルス・バージョン、ララバイ・バージョン、リユニオンと、歌い方によって曲の表情が大きく変わっていくのが特徴の楽曲。
その表情の違いをオーケストラで堪能できます。
そしてフィナーレの「音楽はいつまでも」。
映画を観ていてもつい涙が出てしまう楽曲ですが、オーケストラとヴォーカリストの生演奏、そしてディズニー・オン・クラシックの幸せな空気に包まれ、やはり涙してしまいました。
アンコールは恒例の「星に願いを」。
2020年に続き、今年も客席での合唱はできず、心の中で歌います。
人々が音楽を通して繋がっていく尊さを感じる今年のディズニー・オン・クラシック。
ブロードウェイのキャストが来日し、客席も一緒に歌える日が来ることを祈り、未来に進み続けるディズニーの強さを感じる公演でした。
ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2021
テーマ: Music Forever 〜永遠に続く“愛”
公演時間: 約2時間30分(休憩含む)
Presentation licensed by Disney Concerts ©Disney