(C)「終末のワルキューレ」~The STAGE of Ragnarok~製作委員会 (C)アジチカ・梅村真也・フクイタクミ/コアミックス, 終末のワルキューレ製作委員会

神と人類の死闘を描く漫画『終末のワルキューレ』のアニメテレビ放送に続き、11月には舞台化されることが決定。この舞台の前哨戦となるスペシャルマッチが、9月26日、プロレス団体・DDTのリングで実現した。

本作は、累計900万部を突破した人気漫画。1000年に一度天界で開かれる「人類存亡会議」で全会一致により人類滅亡の裁きが下ろうとしたが、半神半人の戦乙女<ワルキューレ>の一人、ブリュンヒルデの提案により免れることに。滅亡を回避する条件とは、神代表と人類代表による一対一<タイマン>13番勝負。人類の存亡はかつてない戦いに委ねられた。

格闘技の聖地・後楽園ホールで行われた「終末のワルキューレコラボマッチ~神vs人類~」は、関本“ゼウス”大介、樋口“ベルゼブブ”和貞、納谷“スサノヲノミコト”幸男、“アポロン”彰人の神代表と、勝俣瞬馬、上野勇希、MAO、中村圭吾の人類代表が戦う8人タッグマッチ。主演のブリュンヒルデ役の飯窪春菜がセコンドを務め、戦いの火ぶたは切って落とされた。

神々の圧倒的な強さの前に全く歯が立たない人類代表。助っ人として飯窪(ブリュンヒルデ)はアダム(中村圭吾がカツラを被り再登場)を呼び出すが、善戦むなしく関本に止めを刺されてしまい、神の勝利となった。飯窪は、「ブリュンヒルデとしては人類側に勝ってほしかったんですけど、この続きは舞台やアニメで楽しんでいただきたいなと思います!」と、リング上でしっかりアピール。ゼウス役で舞台に出演することが決まった関本も、「いいか人類。お前ら必ず観に来いよ!」とPRした。

試合後の囲み取材で、舞台出演について質問された飯窪は、「まさか自分にブリュンヒルデの役がくるなんて」と信じられない様子だったが、「アニメの声優さんが沢城みゆきさんでセクシーなイメージなんです。ですので、そんなプレッシャーを感じつつ、自分も堂々とブリュンヒルデとして舞台に立てたらなと思います」と意気込みを語った。この試合の特別ゲスト解説を務めた長州力は、「この子すごいよ。こんなにちっちゃな体なんだけど、4対4のリングの中でも存在感があるね。だから選ばれたんだろうね」と堂々と振る舞った飯窪に太鼓判を押した。

『「終末のワルキューレ」~The STAGE of Ragnarok~』は11月27日(土)~12月5日(日)に、こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて上演。チケットは10月24日(日)から一般発売。座席は人類側、神側に別れ応援するほうを選択できる。

取材・文:門宏

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