夫は、“不倫”を上手く隠しているつもりでも、つい見破ってしまうのが妻。「できることなら知らないほうがよかった」と思う人も多いはず。

でも、このまま見過ごせるはずもないし……

このように、夫の不倫を止めさせたいと思いつつも、どう話を切り出したらいいのかと悩む妻は少なくありません。

そこで今回は、『なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか』の著者で、夫婦問題カウンセラーの高草木陽光が、“夫に不倫を止めてもらうための効果的な対処法”をお伝えします。

まず、妻が「心に決めること」とは?

夫の不倫の事実を知ったとき、きっとあなたは計り知れないショックを受けたことでしょう。もしかして、怒りを抑えきれず、感情的になって夫を責め立ててしまった人もいるかもしれませんね。

そうしてしまう気持ちは十分理解できます。

でも、少し冷静になって考えていただきたいのです。

あなたは、“とりあえず”、夫とどうしたいですか?

「とりあえず」と加えたのは、今後は気持ちがどう変化するかわからないけれど、「とりあえず、“いま”はどうしたいと思っているのか?」ということを確認したかったからです。

  • すぐにでも離婚をしたいのか?
  • 絶対に離婚はしたくないのか?
  • とにかく不倫相手と別れてほしいのか?
  • 場合によっては離婚も仕方ないと思うのか?

まずあなたがすることは、「とりあえず、どうしたいか」という、ある程度の“方向性”を定めることが大切なのです。

そうすることで、「するべきこと」が見えてきます。

とにかく不倫相手と別れてほしい場合の対処法

1:時期を待つ

今回のテーマは、夫に不倫を“止めてもらう”ことなので、ここでは夫と不倫相手を別れさせるための対処法をメインにお話しさせていただきます。

当然ですが、黙って見ているだけでは2人は直ぐには別れないでしょう。

しかし、もし貴女が精神的に耐えられるのであれば、「時期を待つ」という方法もあるということもお伝えしておきます。

不倫の証拠を取りながら、夫と相手の女性が“ケンカ”をして揉めるのを待つのです。

妻として、この方法を選択することは精神的に苦しく簡単ではありませんが、不倫をしている2人は、ある程度の期間をおくと必ずケンカをして揉め出します。

そうすると、夫は不倫相手と距離を取ることが増え、今までの生活リズムや態度などが変化してきます。

このタイミングが、夫の気持ちを取り戻しやすくなる時期でもあるのです。

実際に、この作戦で夫が妻の元に戻ってきたケースも少なくありません。

2:不倫相手の女性にプレッシャーをかける

「不倫相手にプレッシャーをかける」というのは、慰謝料請求をしたり、警告をしたりすることです。

2人を別れさせるためには、現在の“状況”や、相手の“情報”をできるだけ詳しく知っていたほうが有利に進めることができます。

つまり、「不倫の証拠」を多く集めることが大事です。

夫のカバンや財布の中、見られる状況であればスマホを確認することで、手がかりを見つけられる可能性が高いです。

相手の存在や詳細な情報を確実に得たい場合は、調査会社に依頼しましょう。

相手の女性も、「不倫している」という事実が公になることは避けたいでしょうし、知られたら困る場合がほとんどです。

したがって、夫ではなく“不倫相手だけ”に、プレッシャーをかけることで、自ら身を引いていくこともあります。