最近では「イクメン」という言葉が浸透していますが、イクメンならぬ「イタメン」という言葉をご存じでしょうか。

イタメンとは、表面的な育児や、良いとこ取り育児をして、周囲に「俺はイクメンだ」と自分を過大評価する男性のことを言います。

ママから言わせれば、それは「勘違い育児」としか言えません。

イクメン気取りで、勝手にやっていてくれる分にはいいですが、イタメンの行為がママにとって邪魔になっていたり、二度手間になっていたり、さらには怒りを買うような行為であれば、それは問題です。

産後はホルモンの変化や、慣れない育児によるストレスにより、ママはただでさえイライラしています。そこに追い打ちをかけるように更にイラつかせてしまうイタメンの行動は、はらわたが煮えくり返るほどイラつくとも言います。

では、どんなイタメンの行動がママの怒りを買うのでしょうか。

今回は、ママが怒り心頭に発するほどイラ立ったイタメン夫の言動について聞いてみました。

そして、おおたとしまさ著『忙しいビジネスマンのための3分間育児』を参考に、夫のイタメン度が計れるイタメン度チェック表もご紹介したいと思います。

イタメンの実態とは

イタメンの行動といえば、「うんちのオムツ替えはしない」「お風呂は湯船に一緒に浸かるだけ」「気が向いた時だけあやす」「何の準備もしないで散歩に出かける」「子どもを病院へ連れて行かない」など、あげればまだまだ沢山ありますが、共通して言えることは、やはり表面的ないいとこ取り育児です。

ママが「もう!まったくーー、しょうがないな~!」と思えるレベルであれば良いのでしょうが、そう思えるか思えないかは、ママのその時の気分や状況にもよります。

例えば夕飯の支度、お風呂の準備、グズり出す子どもの面倒など、何かとバタバタするのが夕方から夜にかけてですが、そんな時、たまに早く帰ってきたパパが子どものお風呂担当をしてくれるとなれば、ママは大助かりです。

しかし、そのお風呂担当のパパが、自分だけさっさと先に入り、湯船につかっている状態で「いいよ~」と呼び、洗い終わったら「いいよ~」とまた呼ばれ、子どもをお風呂へ運ぶだけであったなら、それはお風呂担当と言えるでしょうか。

小さな子どもをお風呂に入れるとは、浴室で子どもの体を洗ったり、温めたりすることだけを言うのではなく、服を脱がせオムツを替え、上がった時の衣類を揃え、スキンケアの道具を揃え、湯上りの飲み物を準備して……など、やらなければならないことは沢山あります。

これら全てを一通り一人で担当してやるのがお風呂当番だという認識が高いのがママですが、イタメン夫は「浴室で子どもの体を洗って温める行動」=「育児に参加している」と勘違いしてしまうようです。

「うんうん」と納得するママの傍ら、「えっ!そうなの!?」と思うパパ。この両者のギャップがイタメンとういう言葉を作り出していると言っても過言ではありません。

はらわたが煮えくり返るほどイラついた夫の言動とは

母乳育児中、しつこく晩酌を勧めてくる

「たまには」「一杯くらい」といった軽い気持ちで晩酌を勧めてくるパパはいます。

一見、ママの育児ストレスの解消を、と配慮した言葉のように聞こえますが、それが単なる晩酌に付き合って欲しいからという理由であることが見え見えであれば、イラつくのも分かる気がします。