必死で寝かしつけた子どもの横で大音量のテレビをつける
子どもを寝かしつけることの大変さが分かっているパパは意外に少ないものです。
なかなか寝付かない子どもをやっとの思いで寝かせた後は、待ちに待ったママの時間。さあ、これから趣味の時間に充てようとホッとしたのも束の間。テレビの大音量で一瞬にして寝付いた子どもを起こしてしまうパパの行動には、憤慨するほどイラつくのも分かりますね。
子どもに離乳食をあげている横で「ママは食べないの?」
まだ自分で上手に食べることができない赤ちゃんに離乳食をあげる時は、あげながら自分も同時に食べるということはなかなか出来ないものです。
お腹は空いていても、わが子を先にお腹いっぱいにさせてから、後でゆっくりと……なんて考えているママも多いでしょう。
そんな時、食卓に残されたママのおかずを見て「ママは食べないの?」と言うパパ。さらには「食べないならもらってもいい?」と続けます。
一緒に食べたいのは山々だけど、それどころではないママの状況や気持ちが全く理解できていない言動には、逆上するほどイラつくこともあるでしょう。
子どもの面倒を見ると言いながら、1日中やたらDVDを見せて、その横で爆睡
「たまには友達と食事でも行ってきたら」と、気の利いた言葉を掛けてくれるパパ。数時間なら大丈夫だろうと、たまには仲の良い友達と食事に出かけます。
しかし友達と食事をして自宅へ戻ると、子どもはDVDに釘付け、その横で高イビキをかいて爆睡しているパパ。
子どもが大好きなキャラクターが出ているDVDであれば釘づけにもなりますから、動くこともなく安心だと、思わず気が緩んで爆睡してしまうのは分かりますが、万が一子どもがフラフラと歩き出し、事故でも起きたらと思ったらゾッとしますよね。
無責任なパパの行動に、イラつく気持ちも分かるような気がします。
イタメン度チェック! 夫はいくつ当てはまる?
では、夫がイタメンかどうか知るために、「忙しいビジネスマンのための3分間育児」から抜粋した「イタメン度チェック」をしてみましょう。
さて、あなたの夫のイタメン度はどれくらいでしょうか?
1、おしっこのおむつ換えはできるけど、ウンチのおむつ換えは苦手
2、哺乳瓶での授乳の時、ヒマなのでケータイをいじっている
3、子どもと湯船にはつかるが、お風呂の前後の子どものケアはママまかせ
4、まだ子どもが0歳のころ、自分にできることは少ないと思っていた(いる)
5、一度泣かれてしまったら、ママにバトンタッチしないと泣き止まない
6、ゴミ出しはするけど、家中のゴミ箱のゴミを袋に集めるのはママの仕事
7、料理をしようと思って、冷蔵庫にある食材を買ってしまうことがある
8、子どもへの接し方で意見が食い違うママを、論破してしまうことがある
9、育児も家事も、いくらやっても、なぜかママに認めてもらえない
10、「育児することは権利である。邪魔するものは許さない!」と思っている出典(忙しいビジネスマンのために3分間育児 おおたとしまさ著)
この中で当てはまるものが多ければ多いほど「イタメン度が高い」と言えますが、やはりイタメンとは、表面的ないいとこ取り育児と言えるようですが、「男の育児」=「ママのサポート」だとする考えがそのまま行動として出ているようです。
まとめ
今回はイタメンについてお伝えしましたが、夫も最初からイタメンになろうと思って行動しているわけではありません。
まだまだ父親としての認識や自覚が足りないだけで、本当はもっともっとママにとって役に立つような育児をしたいと思っているはずです。
育児に何も興味を示さない夫よりはまだマシだと思えるほど、ママの心に余裕があれば良いでしょうが、現代育児の中でその余裕を生み出すことは、なかなか難しいものです。
パパはもっとママを理解しようと努力し、ママはパパがもっと育児に参加しやすいような環境作りに努めることが大切ではないでしょうか。