「コロナ禍になっても顧客情報などを社外に持ち出せないなどがあり、相変わらず出勤を続けていました。同期の友人は社内の中でも過剰なまでに手洗い、消毒をしていましたね。

そんな中で彼女は『私は家族がいるから家庭内感染が怖くって敏感になってしまう。一人暮らしが今は羨ましい』と独身で一人暮らしの私に言ってきました。

さらには小さな会社でコロナワクチンの職域接種がない状態で、私が住む都内の区ではなかなか予約もできない状況の中、彼女から『旦那の職域接種の枠でワクチン予約が取れた』と。

色んなマウントが重なっていたことで、『良かったね』と言った咄嗟の笑顔が引きつっていたかもしれません(苦笑)」(34歳/営業)

家族がいる人は独身の人のことを自由で羨ましいとは言いますが、離婚を真剣に考えているなどない限り、独身に完全に戻りたいとは思ってはいないはず。

旦那さんの職域接種という恩恵も独身者からすると十分なマウントになってしまうようなので、既婚者の方はお気をつけください。

フリーのライター・編集者。出版社で10年働いたのち独立。得意ジャンルは街ネタ、恋愛。お酒が大好き(ほぼ酔わない・酒豪)で、取材相手を飲みの席で見つけることが多い。