撮影:五月女菜穂

パントマイム・アーティストとして活動するが〜まるちょばが2022年1月7日(金)から、東京・紀伊國屋ホールにて、長編舞台芸術作品「が〜まるちょば LIVE 2022 STORIES“PLEASE PLEASE MIME”」を上演する。10月18日、が〜まるちょばが都内で取材会を開き、思いを語った。

今年1月に上演された本作だが、コロナ禍で夜の3公演が中止になってしまった経緯がある。今回は、その再演。ストーリー仕立ての作品をメインにした構成で、ショートスケッチ5作品と名作長編作品の上演を予定している。ストーリー自体は大きく変えないというが「もっともっと面白いものにしたい」と、ブラッシュアップする意気込みを見せた。

最近では、東京五輪開会式の“動くピクトグラム”のパフォーマンスで、話題となったが〜まるちょば。本人も「この1年で初めて知っていただいた方が増えた」と話すが、「オリンピックはオリンピックで、作品は作品。あれはパントマイムではない」。ただ、「あれを面白いと思ってくれた人は、僕の舞台も面白いと思ってくれる自負はあるので、ぜひ見に来て欲しい」とも話した。

長引くコロナ禍。自粛期間中、どのような時間を過ごしていたか問われると「止まない雨はないというか、いつか舞台ができるだろうなという心持ちだった」と答え、「人と人との距離が離れ、世の中の仕事がリモートになっているけれど、僕のやっているパントマイムは、昔と同じ状況でないと成り立たないパフォーマンスなのだなと再認識した」。

その上で「僕自身、舞台ができることがとても嬉しかったし、ありがたいと感謝をしている。お客さんにはぜひ舞台を見逃さないでほしい。見たいか見たくないか、面白くするかどうかは僕の責任ですが、見て後悔はしないと思う。ぜひ以前のようにエンターテイメントに力を貸してくれたらなぁと思います」と観客へのメッセージを述べた。

東京公演は1月7日(金)14:00、8日(土)14:00/18:30、9日(日)14:00(開場は開演の45分前)。前売・当日ともに5000円(全席指定/税込)。未就学児入場不可。会場内ではマスクの着用が必須。
また、急遽決定した2022年1月8日(土)18:30~の追加公演の詳細は後日発表。

取材・文・撮影:五月女菜穂